テレワーク・リモートワーク(在宅勤務)の浸透で、自宅でパソコンを利用する時間が増えています。長時間、快適な姿勢でパソコンを利用するには、ディスプレイ(モニター)と目線を最適な高さに調整することが重要です。
「モニターアーム」を使用すれば、ディスプレイの高さや角度を自分の体や姿勢、使用しているパソコンデスクやパソコンチェアに合わせて、自在に調節できます。設置方法によっては省スペースにもつながるのも大きなメリットです。
今回は「モニターアーム」の中でも、1台のディスプレイをマウントできるモデルのおすすめを紹介します。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
モニターアームを購入する前にはまず、手持ちの外付けディスプレイが「VESAマウント規格」に対応しているかどうかを確認しましょう。VESA規格はディスプレイをマウントするための国際標準規格です。ネジ穴の間隔やモニター本体の重量について定められたもので、FDMIといった呼び方もあります。一般的なモニターアームはこのVESAマウントでディスプレイを固定します。
また、モニターアームそのものを固定する方法も決めておく必要があります。「クランプ式」は、デスクの天板を挟んで固定する方式です。デスクに穴をあけるなどの加工が不要なのが最大のメリットです。「グロメット式」は、デスクに穴を開けてアームを固定する方式。クランプ式よりも安定性が高いのが大きなメリットです。加えて、デスクにネジで直接固定してしまうタイプ、スチールラックなどのポールにはさむタイプなどもあります。
アームの可動方式も重要なポイントです。最も自由度が高いのは「水平垂直可動式」のアームで、縦方向にも横方向にもディスプレイの位置を調整できます。「水平可動式」「垂直可動式」はそれぞれ横方向、縦方向にのみ調整できます。モニターを回転させられるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
米国のモニターアーム大手ブランド「エルゴトロン(Ergotron)」のベーシックでシンプルなモニターアーム。エルゴトロンが誇る品質はそのままに、コストパフォーマンスも重視したモデルです。
34インチ、8kgまでのモニターに対応(VESA 75mm/100mm)。高さはつまみで簡単に調節できます。昇降範囲は33cm、チルトは後方30度/前方5度でパンは180度、回転は360度可能です。
デスクなどへの取り付けはクランプのみ。厚さ50mmまでの天板に取り付け可能です。
カラーはブラック、ホワイトの2色展開。エルゴトロン公式ストア価格は約1万6000円となっています。
軽い力で画面を自在に動かせる、グリーンハウスのメカニカルスプリング式アーム。画面を上下左右、前後に動かすことができる4軸タイプです。耐荷重3〜9kg、17〜32インチのディスプレイに対応しています(VESA 75mm/100mm)。
マウント部分は、ディスプレイの着脱が簡単なセパレート式を採用。アームの左右の可動範囲は90度と180度から選択可能。縦位置での使用もできます。
机には大きめのクランプでしっかりと固定する方式。アーム上部と下部にケーブルガイドを搭載しており、ケーブルをすっきりとまとめられます。
実売価格は7500円前後からとなっています。
15.8インチ相当までのモバイルモニターやタブレットに対応したモバイルモニタースタンド。小型ディスプレイ専用(耐荷重約1kg)で、VESAマウントではなくディスプレイをホルダーで挟み込んで固定する方式です。
高さ調節ができる伸縮アームにより、目線の位置やノートパソコンの画面上など、様々な位置にモバイルモニターを配置して使えます。ホルダー部は360度回転できるボールジョイント構造のため、モニターは縦位置でも横位置でも使用可能。上下左右の角度調節もできます。
取り付けの際に工具がいらない調整ボルト付き。調整ボルトは上部に付いているので、デスクの上から簡単に取り付けられます。
サンワダイレクトの販売価格は5480円(税込、以下同)です。
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