2023年も各メーカーからさまざまなパソコン周辺機器が展開され、ユーザーの注目を集めました。
今回は2023年に筆者が気になったアイテムの中から、2024年に充実させたいキーボードやポインティングデバイスなどの入力機器に絞って、注目製品をまとめてみました。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
2023年にはポインティングデバイスである「トラックボール」が注目されました。マウスでパソコンを操作する際は、マウス本体を手で移動させることで画面のポインターを動かします。それに対して、埋め込まれているボールを指で動かしてポインターを操作するのがトラックボールです。
トラックボールの最大のメリットは、操作に必要となるスペースが非常に狭くても済むことです。マウスのように本体を前後左右に動かす必要がないので、その分のスペースが必要ありません。使用する場所の素材に気を配る必要もなく、マウスパッドももちろん不要です。
ポインティングデバイスと並ぶ代表的な入力機器はキーボードです。キーボードはパソコン購入時に付属するものを使用するのが一般的ですが、長く使っていると破損や汚れが気になってきます。さまざまなキーボードが発売されていますので、好みのものを見つけて取り換えるのも良いでしょう。また、ノートパソコンを使用している場合、外部接続のフルキーボードの方が入力しやすいと思うので、不便を感じているのであれば買い時と言えるでしょう。
「IST(イスト)」は、エレコムの約4年ぶりとなる、トラックボールの新シリーズです。高性能ベアリングを搭載したモデルは、より滑らかな操球が最大の特徴……のはずでしたが、発売延期になってしまいました。
ベアリングによる支持方式はボール表面を擦らないため、支持部分にごみが集まりにくく、手入れの手間が少なくて済みます。
なお、一般的なトラックボールと同じく支持部が人工ルビーのモデルは販売されています。支持部分は簡単に取り外し可能ですので、後日別売りのベアリングパーツと交換可能になるでしょう。また、一般的なサイズよりも一回り大きい直径36mmの大型ボールを搭載しており、一度の操作でポインターを広範囲かつ繊細に動かすことが可能です。
パソコンとの接続方式によって、Bluetooth無線モデル、2.4GHzワイヤレス接続モデル、有線モデルと3モデルが用意されており、手持ちのパソコン環境に合ったモデルが選べます。Amazonでは人工ルビー支持のBluetooth接続モデルが参考価格7480円(税込、以下同)となっています。
ロジクールのキーボード「K580」は、テンキー付きのフルサイズながら、コンパクトでモダンなデザインの製品です。最大2台のデバイスに対応し、スマートフォン、タブレット、パソコンなどの使用デバイスを、スイッチ1つで簡単に切り替えできます。
ロープロファイルの静音キーを採用しており、静かな作業環境と長時間使用に適した快適なタイピングが可能です。スマホ用のホルダーが内蔵されており、例えばパソコン上でレポートのタイピング中に、スマートフォンでのメッセージのタイピングに切り替えるといった使い方もできます。
バッテリー寿命は24カ月と長く、タイピングしていないときは自動スリープ機能が起動するため、電力を節約できます。ロジクールの公式サイトでの販売価格は7920円となっています。
「400-MAWBT193」は、サンワサプライの直販サイトであるサンワダイレクトのエルゴノミクスマウスです。3台の機器とペアリングして簡単に切り替えできます。握ったままで操作しやすい、使いやすさを追求したマウスで、長時間使用しても手首に負担がかかりにくなっています。
Bluetooth接続2台、ワイヤレス(付属のUSB Type-A/Type-Cレシーバー使用)1台の最大3台の機器を切り替えて使用可能。側面にある接続切替ボタンで、簡単に接続機器を切り替えできます。
カチカチ音が鳴らない静音スイッチを左右クリック、サイドボタンに採用。静かな場所でも周囲を気にせず使用できます。サンワダイレクトでの価格は4480円となっています。
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