フリマアプリ「メルカリ」に不用品を出品して、お金に換える人が増えています。筆者も定期的に出品しており、出品物については「売れるだろう」と思うものを選んでいます。ただ、需要があるかどうか自信がないものを出品することもあります。
出品しないことにはお金にならないので、出品禁止物以外はとりあえず出品してみようというスタンスです。そんな筆者が最近、メルカリで「思った以上に高値で売れて驚いたもの」を紹介します。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
メルカリは、「なんでも売れる」というイメージが強いかもしれません。でも、出品してはいけない「出品禁止物」があります。
偽のブランド品や盗品、犯罪に使われる可能性があるものなどは明確に出品禁止物だと分かりますが、金券や商品券、電子たばこを含むたばこ、肥料なども出品できません。
もし出品禁止物を出品してしまうと、すぐに削除されることがほとんどです。そこから再度出品すると、24時間の利用制限になるケースが多いです。これを何度も繰り返すとペナルティはどんどん重くなるので、事前に出品禁止物を確認しましょう。
筆者が、メルカリで思った以上に高値で売れて驚いたものの1つが、長く本棚にしまい込んでいた「アニメのカレンダー」です。購入したのは2017年ですが、万年日めくりカレンダーなので何年も使うことができます。
購入金額は1700円ほどだったと記憶しているのですが、メルカリでは2000円で売れました。未使用とはいえ、購入してから6年以上が経過しているので、初めは1000円ほどで出品しようかと考えていました。
現在は販売されておらず、新品で入手するのは難しい状況です。また、そのアニメの映画が直近で公開される予定だったため、少し強気の価格で出品しました。
アニメグッズは、そのアニメやキャラクターの推し活をしている人に需要があります。特に、今は入手困難なものだと、メルカリなどの個人出品を頼りにすることも多いです。そのため、強気の価格設定をしても買い手がつくケースが少なくありません。もちろん、商品の状態によって価格は大きく変わるのは、他の商品と同じです。
100円ショップで220円(税込、以下同)で購入した「保冷バッグ」が、なんとメルカリでは300円にて売れました。購入価格よりも高値になっていますが、メルカリの最低販売価格が300円なので仕方ありません。ゆうパケットポストで発送したので、送料215円を負担しています。
この保冷バッグは、漫画『キャプテン翼』のデザインだったので、そのファンが購入したのだと思います。これが、100円ショップで購入した「一般的なデザインの保冷バッグ」だった場合、メルカリで売るのは難しいでしょう。どうしてもメルカリで売りたい場合は、枚数を多くするなどの工夫が求められます。
数年前に購入した、四十沢(あいざわ)木材工芸のお盆です。使う機会がなくなったので、メルカリに出品しました。購入時の価格は8000円ほどだったと思いますが、メルカリで同製品の出品数が少なかったので、5500円と強気の価格設定をしました。購入されるまで時間がかからなかったので、探している人がいたのだと思います。
こうした木工品や民芸品なども愛好者が多く、価格が下がりにくいのでしょう。なお、お盆や皿のような平たい円形のものは、梱包するとサイズが大きくなることがあります。送料が高くなる可能性を考えて、販売価格を決めましょう。
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