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「配信用ミキサー」おすすめ3選 ハイクオリティなサウンドで動画配信やビデオ会議を【2024年4月版】

» 2024年04月07日 17時00分 公開
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 チャットやビデオ会議、ライブ配信など、オンラインで音声を扱う機会が増えています。単純な音声チャットや簡単なオンライン会議などであればヘッドフォンとマイクが一体となったヘッドセットがあれば十分ですが、ゲームのサウンドを聞きながらチャットをしたり、あるいは1台のパソコンから複数人でライブ配信を行う際など、複数の音声をまとめる必要があるシーンでは「オーディオミキサー」が必要となります。

 今回はオーディオミキサーの中でも、ライブ動画配信やオンライン会議でクリアなサウンドを実現できる、配信向けミキサーのおすすめを紹介します。

森坂光郎

森坂光郎

古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。

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音をまとめる「オーディオミキサー」

 オーディオミキサー(以下、ミキサー)は、複数の音声信号をまとめて出力する機材です。レコーディングスタジオやライブ会場の音響スタッフが使用している、フェーダーのたくさんついた大きな卓がその代表と言えるでしょう。ミキサーは、マイクなど複数の機器から入力されるサウンドのバランスを調整したり、入力音声のオン・オフの切り替えをするのがメインの機能です。プロの音響スタッフ向けのものとはサイズや性能は大きく異なりますが、パソコンやゲーム機、スマホなどのパーソナルなデバイスにおいても、ミキサーは1台あると大変便利なものです。

 ミキサーの中でも「ゲーミングミキサー」は、ゲームの音とチャットの音声を同時に一つのヘッドフォンなどで聴くことができるミキサーです。かつてはスピーカーからゲームの音を、ヘッドセットでチャットの音声を聴くのが当たり前でしたが、現在では手ごろな価格のゲーミングミキサーが普及しており、よりゲームに没頭できる時代となっています。

 配信用のミキサーも身近なミキサーの一つです。特に複数人での配信など、1台のパソコンで2本以上のマイクを使用する際には必須のアイテムです。マイク1本あればUSBマイクを使用すればよいのですが、2本以上のマイクを接続したり、音楽プレーヤーや楽器など、外部からのサウンドもまとめて配信したい場合には、ミキサーで音声信号をまとめる必要があります。

 なお、DTMにおいてもミキサーは使用されますが、複数人での同時録音や複数の外部機材のミックスなどを想定するのでなければ基本的には不要です。その分、オーディオインターフェースやマイクにコストをかけるのがいいでしょう。

オーディオテクニカ初のライブ配信用ミキサー|オーディオテクニカ AT-UMX3

写真 オーディオテクニカ AT-UMX3(出典:Amazon

 AT-UMX3は、マイクの大手ブランドであるオーディオテクニカ初のライブ配信用USBオーディオミキサー。配信初心者でもわかりやすいシンプルな操作性を追求しながらも、マイク設計担当者が監修した仕様が盛り込まれており、本格的な配信を実現できます。置き場所に困らないコンパクトサイズで、外出先でも高品質な配信が可能です。

 LINE入力はHi-Z対応入力とステレオ入力の2系統を搭載し、楽器の音をマイク音声とミキシングして配信できます。例えば、ギターやキーボードなどをマイクと同時に接続しての弾き語りも配信できます。

 入力した音とデバイス上で流した音をミックスして配信できる「Loopback機能」も搭載。配信時にBGMを流したり、ゲーム音と声を同時に配信したりできます。

 サンプリング周波数は最大192kHz/24ビットの高性能A/Dコンバーターを採用。スタジオクラスの高解像度での配信/レコーディングが可能です。マイク端子はXLRなので、オーディオテクニカの定番コンデンサーマイク「AT2020」と一緒に使うのもおすすめです。

 公式サイトでの販売価格は1万9800円(税込)です。

柔軟な入出力とパフォーマンス機能を搭載|ヤマハ AG08

写真 ヤマハ AG08(出典:Amazon

 AG08は、ヤマハのライブ配信用ミキサー「AGシリーズ」のフラッグシップモデル。シリーズ最高峰の音質に加え、計8chの入力や直感的な音量操作が可能なミキシング機能、多彩なエフェクト、サウンドパッドによるパフォーマンス機能などを搭載しています。

 8chの入力のうちCH1・CH2は独立したファンタム電源を搭載し、高性能なコンデンサーマイクなどを接続できます。CH7/8は4極ステレオミニのアナログ入出力に対応、iOS/Androidなどのスマホやタブレットを接続できます。USBからの音声入力にも対応しており、配信に使用するデバイス以外のPCやスマホなどのサウンドもミックス可能で、本体フェーダーで音量操作もできます。

 また、リアルタイムで調整可能なボイスチェンジャー機能のほか、配信を彩る効果音を鳴らせる「SOUND PAD」は6つ装備しており、多彩な演出機能を配信を盛り上げてくれます。

 希望小売価格は9万6800円(税込)です。

数千種類の著作権フリーの楽曲も利用可能|ローランド BRIDGE CAST

写真 ローランド BRIDGE CAST(出典:Amazon

 BRIDGE CASTは、大手電子楽器メーカーであるローランド初のゲーム配信者向けのミキサー。配信者本人が聴きたい音と、視聴者にとって聴きやすい音をそれぞれ独立して調整できる「デュアル・オーディオミキサー機能」を搭載し、ゲームに集中しながら、視聴者を楽しませる配信を実現できます。

 XLR接続の外部マイクが接続可能で、高性能プリアンプも内蔵しており、クリアでダイナミックなサウンドでゲームプレイ中の会話や実況を楽しめます。ノイズの少ないハイ・インピーダンスのヘッドフォンを活用できるヘッドフォンアンプも搭載、モニターも高音質で利用できます。

 ボイスチェンジャー機能により声の高さや太さを変えたり、猛獣やエイリアンのような声を作り出すことも可能。専用ソフトにより、数千種類の著作権フリーの楽曲、効果音なども利用できます。

 カラーはBlackとIce Whiteの2色。実売価格は約3万3000円からとなっています。

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