スマートウォッチの便利さは気になるけれど、やっぱりアナログ時計のデザインが好き――。そんな人こそチェックしておきたいのが、アナログ時計のように針の付いた文字板がありながら、スマートフォンと接続する機能も兼ね備える「ハイブリッドスマートウォッチ」です。
ここでは、2024年春時点で選択できるハイブリッドスマートウォッチの中から1万円〜3万円台に収まる3製品をピックアップして紹介します。
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
1つ目に紹介するのは、フランスの電子機器メーカーであるWithings(ウィジングス)が展開する「ScanWatch(スキャンウォッチ)」シリーズの最新モデルです。4月に発売された「ScanWatch Ligh(スキャンウォッチ ライト)」は、アナログ文字板の上部に小さい円形のディスプレイが備わっていて、白黒表示ではあるものの、最低限の情報表示が可能。例えば、心拍数の数値や、歩数の目標達成度合いなどを確認できます。
アクティビティの計測は40種類以上をサポート。睡眠スコアの算出にも対応します。また、専用アプリを用いれば、女性の月経周期の状況について、ウォッチ側の操作で記録を付けつつ、アプリからその傾向把握ができるガイド機能も用意されています。
Amazon.co.jpにおける本記事執筆時点(4月下旬)における価格は3万9995円(税込、以下同)。デザインも洗練されており、ぎりぎり3万円台で手が届くハイブリッドウォッチとして注目です。
2つ目に紹介するのは、ガーミンジャパンが展開する「vivomove(ヴィヴォムーブ)」シリーズのモデルです。2022年2月に発売された「vivomove Sport(ヴィヴォムーブ スポーツ)」は、アナログ文字板でありながらディスプレイをタッチ操作できるというハイブリッドスマートウォッチになっています。
ケースサイズは40mmと比較的コンパクトで、カラーバリエーションとしては「Peach Gold/Ivory」「Peach Gold/Cocoa」「Silver/Cool Mint」「Slate/Black」の4種類をラインアップします。
測定できる指標は、心拍数、呼吸数、ストレスレベル、睡眠モニタリング、体のエネルギー状態を数値化するガーミン独自の指標「Body Battery」、フィットネス年齢、週間運動量、血中酸素トラッキングなど、さまざまです。
こちらの製品価格は2万9800円。ECサイトのセールなどでさらに安くなっていることもあります。
3つ目に紹介するのは、フォッシルジャパンが2022年に発売した「GEN 6 ハイブリッドスマートウォッチ」です。アナログ文字板を備えつつ、文字板の中心付近に白黒の画面が備わっています。
フォッシルは、当時さまざまなファッションブランドに対して、OEMでハイブリッドウォッチを提供していたこともあり、スマートウォッチ市場において存在感の大きいブランドでもありました。しかし、フォッシルはすでにスマートウォッチ事業からの撤退を意識しており、公式サイトのスマートウォッチのページにおいても、同シリーズの在庫が残っているモデルがセールで展開されている状態です。
執筆時点では、公式サイトにおいて、「CARLIE ステンレススチール ジェネレーション6 ハイブリッドスマートウォッチ」が50%オフセール価格として2万1175円で販売されていました。ただし、「残りわずか」の表記もあったので、気になる場合は早めにチェックすることをおすすめします。
なお、フォッシルの動向の変化を受けて、数多くのファッションブランドで展開されていたスマートウォッチ・ハイブリッドも市場から姿を消しつつあります。
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