車中泊やキャンプなどのアウトドアシーンで人気が高まっている「ポータブル冷蔵庫(車載冷蔵庫)」。夏の行楽シーズンに向けて、購入予定の人も多いのではないでしょうか。
ポータブル冷蔵庫があれば、車内でいつでも冷たいドリンクが飲めますし、バーベキュー用の肉やお土産など、要冷蔵の食材を冷やして持ち運ぶことができます。
今回の記事では、夏のアウトドアシーンで活躍する「ポータブル冷蔵庫」の中から、ポータブル電源無しで使える「バッテリー内蔵タイプ」のものを紹介します。
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
ポータブル冷蔵庫は、少し前までポータブル電源との組み合わせが必須の製品でした。しかし最近では、本体に専用のバッテリーを入れてポータブル冷蔵庫単体で使用できる「バッテリー内蔵タイプ」が多くのメーカーから販売されています。
バッテリー内蔵タイプは、ポータブル電源を別途用意する必要がなく、専用バッテリー自体もポータブル電源より小さくて扱いやすいのが魅力。長時間の使用を予定している場合でも、専用バッテリーを満充電にして2〜3個持参すれば、使用途中でバッテリーが尽きてしまう心配もありません。
車中泊やキャンプスタイルに合わせて、専用バッテリーを追加購入することも可能です。
現在販売されているポータブル冷蔵庫は、冷蔵だけではなく冷凍もできる製品が主流です。その他にも、庫内を分割できたり、氷が作れたり、保温機能が付いていたりと、冷蔵庫に「プラスの機能」を備えている製品が増えています。
プラス機能があれば、季節や人数によって用途を変化させたり、自宅や別荘で使用するなど、アウトドア以外でも活用することができます。
用途や車中泊スタイルに合わせて、好みの機能を備えたポータブル冷蔵庫を選んでみてください。
ENOURの「コードレス冷温庫 D10 PRO」は、白と黒のパンダカラーがかわいらしい冷温庫です。こちらは2024年の新発売モデルです。冷蔵庫ではなく「冷温庫」なので、冷凍・冷蔵・保温の切り替えができます。マイナス20度から60度までの温度設定ができるので、季節を問わず活躍します。
1万5600mAhの大容量バッテリーを本体に内蔵可能で、コードレスで使うことができます。
商品はバッテリー無し(別売)とバッテリー1個付きから選ぶことができますが、バッテリー付きがお得で便利なのでおすすめです。
サイズは約37.5(幅)×43.5(高さ)×26.5(奥行)cmと小型で、重さは約7.6kgと軽量。どこにでも気軽に持ち運びができます。
10Lと小さめの容量ですが、庫内には500mlのペットボトルを立てて最大8本、1Lの牛乳パックを約5本、350mlの缶を約12本保存可能。1〜2人の使用にぴったりです。実売価格は4万円前後です。
BougeRVの「Rocky ポータブル冷蔵庫」は39Lの大容量で、大人数でのキャンプや長期の車中泊旅に最適なポータブル冷蔵庫。こちらも2024年の新製品です。
本体に防さび加工を施した金属素材を採用しているので、耐久性が高く、落としたりぶつけたりしても壊れる心配がありません。高級感のあるデザインも魅力です。
耐荷重は、なんと最大300kg! 本体上部に荷物を置いたり、座ったりすることもできます。
広々とした庫内は付属の仕切り板を使うことで、2つに分割して、マイナス20〜20度まで個別に温度設定が可能。片側を冷蔵、もう片方を冷凍、といった使い方もできます。
こちらも専用バッテリーを内蔵できるタイプなので、ポータブル電源無しでの使用が可能。もちろん、ポータブル電源に接続して使うこともできます。専用バッテリーは別途購入が必要です。
公式ECサイトの販売価格は5万9980円(税込、以下同)です。
PowerArQの「ICEBERG 45L」は、容量45Lとたっぷり入るので、長期のキャンプや車中泊、非常用にもおすすめです。
PowerArQの「ICEBERG 45L」は、庫内が2つに分割されているので、独立した2室を冷凍・冷蔵など、それぞれ別々に温度設定することが可能です。
サイズは約46(幅)×50.6(高さ)×71.1(奥行)cm、重さは約18.4kg(バッテリー無し)。大容量タイプのためサイズが非常に大きめですが、伸縮ハンドルと車輪が付いているため、ひっぱるだけで持ち運びができます。
こちらも専用バッテリーは別売りです。公式ECサイトの販売価格は5万9400円です。
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