ゲーム配信プラットフォーム「Steam」などの登場もあり、パソコンゲームへの注目度が増しています。「ゲーム用コントローラー」の使用が推奨されるパソコンゲームも増えてきました。特に家庭用ゲーム機と同じゲームコンテンツをパソコンでプレイしたい場合には、ゲームコントローラーは欠かせないアイテムとも言えます。
今回はパソコン向けゲームコントローラーの中でも、格闘ゲームでワンランク上のプレイが目指せる「アーケードコントローラー(アケコン)」のおすすめ製品を紹介します。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
ゲームを快適にプレイするのに、ゲームコントローラーは欠かせません。広い意味ではキーボードやマウスもゲームコントローラーと言えますが、ゲームパッドやアーケードコントローラーといった、ゲームのプレイに特化したデバイスを使用すれば、格段にスムーズにゲームを進められます。
プレイするゲームによって、適したゲームコントローラーは異なります。パソコン専用に開発されたゲームであれば、多くがマウスやキーボードでのプレイが推奨されていますので、その際にはゲーミングマウスやゲーミングキーボードの使用がおすすめです。
家庭用ゲーム機向けでも発売されているようなゲームタイトルでは、ゲームパッドを使用するのがおすすめ。家庭用ゲーム機と同じような感覚で操作できます。また、格闘ゲームなどの場合は、スティックを搭載した「アーケードコントローラー」などを使用するのも良いでしょう。
ゲームパッドなどのゲームコントローラーには、Windows標準の旧規格である「DirectInput」と、Xboxシリーズにも対応した新規格の「Xinput」という規格があります。プレイするゲームがどちらの規格に対応したゲームなのかをしっかり確認したうえで選びましょう。両方に対応したモデルもあるので、迷った場合はどちらにも対応したモデルを使うのが良いでしょう。
「8BitDo」のアケコン「8BitDo アーケードスティック for Switch&Windows」はその名の通り、WindowsパソコンとNintendo Switchに対応しています。スムーズな操作性と正確なレスポンスを実現するボタンとジョイスティックレバーを採用。プッシュボタンの押し心地やジョイスティックレバーの長さや重さなど、懐かしいゲームセンターでの操作感を追求した製品です。
Bluetoothと2.4GHz帯ワイヤレス、付属ケーブルによるUSB接続と、3つの接続方法に対応。長時間プレイにも対応できる大容量1000mAhバッテリーを採用しており、Bluetooth接続で約30時間、2.4GHzワイヤレス接続で約40時間の駆動が可能です。有線接続はもちろん、無線接続でもバッテリーを気にすることなく、プレイに集中できます。
よく使用するアクションを1つのボタンに集約できるマクロボタンも搭載。ボディはダイナミックなゲームプレイにも対応できる、重量感と耐久性を備えた仕上がりとなっています。Amazonでの価格は1万2680円(税込、以下同)です。
米国のゲーム周辺機器メーカー・Qanba(クァンバ)のアケコン「Drone 2」は、PlayStation 5(PS5)/PlayStation 4(PS4)/パソコンに正式対応したモデルです。コンパクトで軽量なことで人気の「Qanba Drone」の後継モデルで、持ち運びがしやすく、耐久性にも優れているのが特徴です。
パームレスト部分に手首が滑りにくいエンボス加工を施し、底面に滑り止めマットを配置しているので、安定した操作が可能。タッチパッド/タッチパッドボタンも搭載しているので、PS4での使用も申し分ありません。
ジョイスティックレバーとボタンパーツには自社製のレバー・ボタンを採用。本格的なアケコンと同じ30mmボタン8個レイアウトを実現しています。本体裏側のふたを外せば、ネジを開けずにレバーボールの交換が可能です。Amazonでの価格は1万8000円となっています。
HIT BOX ARCADEの「Hit Box」は、スティックの代わりにボタンを配したレバーレスアケコンです。レバーを倒す代わりに、4つのボタンを押して操作するので、スピーディーで正確なコントロールが可能になります。PS4/パソコン/Switchに対応しています。
ハードな使用にも耐えられる丈夫な金属ケースとプレキシガラスを採用。ゲーム機用パーツの老舗である三和電子のボタンを採用しており、快適な操作感が味わえます。
レバーレスアケコンは、慣れが必要でユーザーによって向き不向きがはっきりした製品と言えるでしょう。しかし、スティック操作による入力ミスや動きの無駄を排除し、指先全体を使ったタイピング方式のコマンド入力とすることで、より早く正確な操作が望めます。価格はAmazonで3万8500円となっています。
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