「サコッシュ」は取り回しが良いだけでなく、ファッションのアクセントにもなる便利なバッグです。
とはいえバッグは普段から持ち歩くものなので、丈夫さや収納性は妥協したくないところ。筆者が長年愛用しているのが東レの高強度素材「鎧布(GAIFU)」を使用したサコッシュです。
Fav-Log編集部員。学生時代はモノ系ブログを運営し、大学卒業後はモノ系媒体の企画営業としてスマートフォンやオーディオ製品のプロモーションに携わる。その後もコンシューマー向け媒体で、企画・進行として6年の経験を積んだのちFav-Log編集部へ。趣味のモノはカメラやオーディオをはじめとした家電・ガジェットや、自転車、ファッションなどデジタルからアナログまで多岐にわたり、気になった製品ジャンルはとことん調べるデータ収集タイプのオタク。
サコッシュはもともと、自転車レースでライダーにドリンクなどの補給物資をまとめて渡すために作られたショルダーバッグの1種。中身を取り出しやすいシンプルなデザインや薄めの作りが特徴です。
近年はフェスやデイキャンプなどの流行もあり、リラックス感のあるアウトドアファッションとの相性の良さからトレンドになっています。
おすすめの持ち方は、サコッシュを体の前側に持ってくる掛け方。シンプルになりがちな夏のファッションにアクセントを加えてくれます。
筆者が長年愛用しているのがスウェーデンのインテリアブランド「innovator」の「2way ショルダー クラッチバッグ」です。
サイズは24(縦)×29(横)×2(厚さ)cmでサコッシュとしては少し大きめ。その分、容量やポケットの数が多く、見た目以上の収納性を備えています。
重さは190gで、大きさや収納性からすると軽量な部類でしょう。公式ストアでの価格は6600円(税込)です。
また東レ製の高強度素材「鎧布(GAIFU)」を使用しているのが最大の特徴です。
鎧布は東レの産業用高強力繊維を使用した織物であり、国内でナイロン・ポリエステル原料の重合から製織工程まで行っているメイドインジャパンの素材。一般的なナイロン生地に比べ、引き裂き強度は約2倍、引っ張り強度は約1.6倍というタフさが特徴です。
とにかく頑丈なので、バッグ以外にもエアバックやシートベルトなど人命に関わる装備にも使われています。
こちらが10年ほど使用した筆者のサコッシュです。写真では伝わりきらないかもしれませんが、目視しても生地部分のヘタれやキズはゼロ。色落ちもなく、さっき買ったのかと思うほど、綺麗な状態が持続しています。
なんとか消耗した部分を探そうとしても、むしろ金属であるボタンやチャックの擦れの方が目立つほどです。壊れるとしても生地ではなく、ファスナーや金属ボタンの方が先に寿命が来そうです。
鎧布を使用した生地以外の縫製や作りも非常にしっかりしていて、糸のほつれやパーツの欠損も現状ありません。
ここからはバッグとして丈夫さと並んで大切な収納性を紹介。冒頭でも軽く触れたとおり、サコッシュとしては多めのポケットと収納性もメリットです。
仕切りの付いたメインルーム以外に、ファスナーポケットと背面にオープンポケットを装備。ファスナーポケット内には、さらに2つのポケットがあり、小物の仕分けに役立ちます。
このバッグの良い点として、もうひとつお伝えしたいのが、荷物を多めに入れても変に膨れないところ。薄マチが特徴のサコッシュでは、荷物を入れると真ん中だけ膨らんでしまい不格好になってしまうことが多々ありますが、このモデルはマチの作りが絶妙なのか、荷物を入れても悪目立ちしません。
上の画像で広げた荷物を入れた状態で正面と横から撮影した写真が下の2枚です。コンデジとしてはかなり大きいX100Vに電動空気入れ、財布、モバイルバッテリー、充電ケーブル、ミニ三脚、鍵を入れてみました。
これだけの荷物がすっぽり入ってしまうのも驚きですが、変に膨らんでいないのが分かると思います。底に向かってなだらかにマチが広がる設計のおかげか、荷物が目立ちしづらくなっています。
丈夫なバッグが欲しいという人に非常におすすめなアイテムです。10年使っても使用感がほとんど出ません。
サコッシュを使ってみたいけど、収納性が心配という人にもおすすめできます。少し大きめのボディーと豊富なポケットで、しっかりと荷物を入れられます。荷物を多めに入れた際も悪目立ちしないメリットもあります。
長年、綺麗なまま使用できるので長期的に考えるとコストパフォーマンスも良いと言えそうです。
夏のファッションに合わせるバッグを探してる人は、ぜひ検討してみてほしいアイテムです。
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