「Snapdragon 8 Gen 3」は、米クアルコム(Qualcomm)のハイエンドスマートフォン向けプロセッサーです。
ここでは「Snapdragon 8 Gen 3」の概要と、搭載したおすすめスマートフォンを紹介します。
Fav-Log編集部
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「Snapdragon 8 Gen 3」は、クアルコムが2023年10月に発表したハイエンドスマートフォン向けプロセッサーです。クアルコムによると先代の「Snapdragon 8 Gen 2」と比較して処理性能が30%向上し、電力効率は20%改善、グラフィック性能も25%増加しているとのことです。
Snapdragon 8 Gen 3を搭載した機種の中には、Antutuスコアが200万を超えるモデルもあり、先代のSnapdragon 8 Gen 2搭載モデルと比べると2倍近いスコアになるケースも。Antutuスコアは総合的な動作速度や性能の指標なので、すべてがプロセッサーの性能アップのおかげとは言えませんが、ハイエンドとして申し分ない性能を備えているのは確かでしょう。
「Zenfone 11 Ultra」は、台湾のASUS(エイスース)が7月に発売したハイエンドモデル。約6.78インチの大型有機ELディスプレイを搭載したモデルです。
プロセッサーはZenfone 10のSnapdragon 8 Gen 2からSnapdragon 8 Gen 3に更新され、現行のスマートフォンの中でも最高クラスの性能にアップグレードされています。
また6軸ジンバルを内蔵したカメラもZenfoneシリーズのウリのひとつ。光学式手ブレ補正(OIS)と、電子式手ブレ補正機能(EIS)を組み合わせた「6軸ハイブリッドジンバルスタビライザー3.0」によって、プロが撮影したようななめらかでブレのない動画や写真を撮影できます。
高性能なプロセッサーやカメラ機能だけでなく、本モデルから強化されたAI関連機能や、IP68の防水防塵性能、おサイフケータイ、生体認証(顔認証&指紋認証)をしっかり搭載している点も魅力。ハイエンドモデルながら14万円前後(税込)からと優れたコストパフォーマンスも見逃せません。
ソニーのスマホブランドである「Xperia」のフラッグシップである「Xperia 1」シリーズの最新モデル。6.5インチの有機ELディスプレイとハイエンドプロセッサーを搭載したモデルです。
ディスプレイは、前モデルと比較して輝度が約1.5倍に強化されたほか、日光下で暗部を持ち上げて視認性を向上させる「サンライトビジョン」を搭載。直射日光下でも画面が見やすいのはうれしいポイントです。
スピーカーも大音量時のひずみを低減、低音域を改善しており、音量を上げて迫力のあるサウンドを楽しみやすく進化しています。
カメラ機能では、光学ズーム領域が前モデルより拡大し、3.5〜7.1倍になったことに注目。デジタルズームと組み合わせれば約21倍までズームできるので、遠景や動物などの写真も撮りやすくなりました。
SIMフリーモデルの実売価格は約18万9000円から。
「Xiaomi 14 Ultra」は、シャオミ・ジャパンが5月に発売したハイエンドモデル。ライカ監修のカメラを搭載しているのが特徴です。
背面カメラは、メイン(23mm相当、約5000万画素、F値1.63〜4.0無段階可変絞り)、望遠(75mm相当、約5000万画素、F値1.8)、望遠(120mm相当、約5000万画素、F値2.5)、超広角(12mm相当、画角122度、約5000万画素、F値1.8)という4眼構成です。
23mm相当のメインカメラは、プレミアムコンデジ並みの1インチイメージセンサーを採用。光学的なボケも楽しめるこだわりのカメラに仕上がっています。
さらに、8K動画や4K/120FPSでの録画に対応するなど動画撮影機能も充実しています。
また搭載する6.73インチの有機ELディスプレイはDCI-P3の広色域をサポート。撮影した写真や動画をきれいに楽しめるのもメリットです。
IP68相当の防塵防水性を備えているため、汚れや雨水の気になる場面でも撮影を楽しめます。
SIMフリーモデルの実売価格は約20万円から。
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