「リュック・バックパック」は、重さが両肩に分散されて肩への負担も少なく、両手も自由に使える便利なバッグです。
とはいえ夏場は、背中と密着した部分が蒸れて汗でびしょびしょになってしまうことも。ここでは、バックパックの蒸れ対策を探していた筆者が見つけた「バックパックメッシュスペーサー」を紹介します。
福山忠秀
Fav-Log編集部員。学生時代はモノ系ブログを運営し、大学卒業後はモノ系媒体の企画営業としてスマートフォンやオーディオ製品のプロモーションに携わる。その後もコンシューマー向け媒体で、企画・進行として6年の経験を積んだのちFav-Log編集部へ。趣味のモノはカメラやオーディオをはじめとした家電・ガジェットや、自転車、ファッションなどデジタルからアナログまで多岐にわたり、気になった製品ジャンルはとことん調べるデータ収集タイプのオタク。
筆者は日ごろからバックパックを愛用していますが、夏場は背中と密着した部分が暑いし蒸れるしで、背負った後は汗でびしょびしょになってしまう点が気になっていました。
そこで蒸れづらいバックパックを探していたところ、背中部分にメッシュを橋渡しして背中とバックパックの間にスペースを作り、蒸れを抑える構造のバックパックを発見しました。
蒸れ対策という点では、このような構造を採用したバックパックが効果的なようです。このタイプのバックパックを検討し始めたのですが、価格の高さやバックパックはすでにいくつも持っていることなどから結局、購入には至りませんでした。
そんな中、ショッピングサイトを見ていて発見したのが、バックパックメッシュスペーサーというバックパック用の蒸れ対策アイテムだったのです。
背中部分にメッシュを橋渡しして蒸れを抑える構造を好きなバックパックに追加できるアイテムです。
メッシュで構成したサポーターと樹脂フレームを組み合わせた構造で、背中とバックパックの間に約4cmの空間を確保。優れた通気性を得られます。
背中側から見ていくと全面がメッシュで作られており、通気性を重視しているのが分かります。メッシュの表面はラバータッチの素材になっていて背負った際にズレないようになっています。
背負った際に荷重がかかる下部の両サイドにはパッドがあり、背負い心地にも配慮されているようです。
横からスペーサーの内部をのぞくとアーチ状の樹脂フレームが見えます。このフレームがバックパックを支えることで、スペースを生み出す設計です。
こちらがスペーサーを取り付けたバックパックの写真です。取り付けても見た目の違和感はほとんどありません。
取り付けも非常に簡単で、バックパックのトップベルト、左右のショルダーベルトの上部両方、右のショルダーベルトの下部、左のショルダーベルトの下部の4カ所にスペーサーの対応するストラップを巻いて留めれば完了です。
対応するバックパックの形状やサイズも広く、最初に取り付けた物より小さいサイズかつ、ショルダーベルトの下部がかなり大きいバックパックにも問題なく装着できました。
バックパックの背中側に装着するので、表側からの見た目にはほとんど影響しません。
1泊分の荷物を入れて実際に背負ってみましたが、中身が入っていてもしっかりと背中とバックパックの間にスペースを作り出してくれているのが分かります。
買う前に心配していたパソコンを入れた際のツッパリ感も無く、バックパックに対してギリギリのサイズのパソコンを入れない限りは問題なさそうです。
装着時の背負い心地も違和感は無く、アーチ状のスペーサーがクッション性を生み出しており、むしろ元より良くなったかもしれません。またスペーサーが入る分、硬い物を背中側に入れた際にも背中に直接当たらなくなる点もメリットと言えそうです。
肝心の蒸れづらさについても、何も取り付けていない状態から劇的な改善が見られました。汗っかきな筆者は、夏はバックパックを10分程度、背負っただけでも背中に四角く汗の跡が残ってしまっていたのですが、スペーサーを取り付けてからは30分ほど背負って歩いても汗の跡がほとんど目立たなくなりました。
何より体感として背負った際の背中の密閉感や蒸れが改善され、非常に快適な背負い心地になったことに感動しました。
バックパックを背負った際に背中の蒸れが気になるという人に非常におすすめなアイテムです。背負った際の密着感や蒸れを劇的に改善してくれます。
価格も3500円前後(税込)とお手頃で、これを1つ買えば好きなバックパックに付け替えて使えるので、高価な蒸れづらいバックパックを買うよりコスパも使い勝手も良いと言えると思います。
バックパックを愛用している人は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
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