「マルチツール」は、ナイフや工具、栓抜きなどが1つになった便利なアイテムです。“十徳ナイフ”とも呼ばれるナイフ一体型タイプやプライヤー一体型タイプのほか、キーホルダーのような形状のアイデアあふれるものまで、さまざまなマルチツールが登場しています。
ここでは今売れているマルチツールをAmazonの売れ筋ランキングからピックアップ。ランキングトップ10とともに紹介します。
本記事は、Amazon.co.jpの売れ筋ランキング(2025年2月12日15:00現在)に基づいて制作・集計しています。
小林 カサゴ
Fav-Log編集部員としてアウトドアや家電、ガジェット、車などを担当。ITmediaで長くITトレンドやネットの話題、業界事情、ガジェットなどを取材する一方、学生時代の野宿旅行から各地でキャンプを楽しんできました。キャンプのポリシーは「シンプルに」。最近は三浦半島に通って海釣り(主にライトゲーム)を楽しんでます。ファイナンシャルプランナー(日本FP協会認定AFP)。思い出のキャンプ地は大雪山・旭岳のテント場。最愛のガジェットはJornada 690。好きな魚はカサゴとオオモンハタ。
2月21日発売
“アーミーナイフ”とも呼ばれるマルチツールナイフの定番ブランド、ビクトリノックス(VICTORINOX)から登場する、日本限定の防災用マルチツールです。
「ハントマンライト」(長さ91mm)と「シグネチャーライト」(長さ58mm)の2モデルをベースに開発。自然災害に伴い発生する停電などへの対応を想定した機能を搭載しています。
23機能を搭載する「エマージェンシーツールハントマンライト」(税込1万3200円)は、停電時に威力を発揮するLEDライトや、イエローの蓄光ハンドル、居場所を知らせるのに役立つホイッスル、火口とファイヤーロッドがセットになった火起こし機能を備えています。もちろん大小のナイフや缶切り、栓抜き、はさみ、のこぎりなど、定番機能も充実しています。
9機能を搭載する「エマージェンシーツールシグネチャーライト」(税込6600円)は、LEDライト、蓄光ハンドル、ホイッスルのほか、スモールブレードやはさみ、爪ヤスリなどを装備しています。
プライヤー付きマルチツールで人気のレザーマン(LEATHERMAN)の高機能なモデルです。ファイアースターターなど19機能を搭載し、アウトドアで重宝しそうです。
プライヤーやナイフ、栓抜き/缶切りなどベーシックな機能に加え、着脱式のダイヤモンドシャープナーも備えており、ナイフの切れ味を保てます。
ファイアースターターとして着脱式のフェロセリウムスティックも搭載。のこぎりの背でこすることで火をおこせます。フェロセリウムスティックを固定する樹脂パーツはホイッスルにもなっています。
レザーマン公式サイト価格は2万6400円(税込)です。
ナイフを含むマルチツールを使うに当たって、知っておきたいのが法規制です。
銃刀法(銃砲刀剣類所持等取締法)では、刃渡り6cmを超える刃物については「業務その他正当な理由による場合を除いては、これを携帯してはならない」と規制しており、違反すると刑事罰の対象(2年以下の懲役または30万円以下の罰金)になります。
刃渡りが6cmを超えていないナイフでも、軽犯罪法で「正当な理由がなく」「隠して携帯していた者」が規制対象になっています。
一般的にキャンプや登山は「正当な理由」だと考えられますが、キャンプ後に車にナイフを積んだままにしておいたり、登山後にナイフを入れっぱなしにしたリュックで外出したり──といった“うっかり”は、状況によっては取り締まりのの対象になる可能性があるので注意しましょう。キャンプ場などへの行き帰りも、ケースに入れて調理器具などと一緒に収納するなどしたほうがよいでしょう。(参考:警視庁による解説)
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