「ラベルライター」は、名前や用途などを印字したラベルを作成できるアイテムです。最近はフォントやデコレーションが豊富なモデルも多く、おしゃれなラベルを作成できます。
今回は、新生活や進級・進学、新年度への準備に向けて、単体でラベルが作れる「キーボード付きラベルライター」のおすすめを紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
ラベルライターによって、使用できるテープの「幅」が決まっています。テープ幅が広いほど印字される文字の判別がしやすくなりますが、場合によっては剥がれやすくなってしまうなどのデメリットもあるので、貼り付ける場所に適した幅のものを選ぶと良いでしょう。
使用できる文字の種類も重要なポイント。国内向けに販売されているものはほとんどが日本語対応ですが、海外製品は日本語に対応していない場合もあるので、注意が必要です。ひらがな、カタカナ、漢字のほか、英数字、記号なども使いたい場合は、対応しているかどうかしっかり確認しましょう。
フォントの種類やフレーム、デコレーションなども製品によって異なります。また、スマホやパソコンと接続して使用できる製品は、よりデザインの幅が広がるため、デザイン性を重視したい人におすすめです。接続方法にはBluetoothなど無線を使用したものと、USBなどの有線接続のものがありますので、自身の環境や好みに合わせて選びましょう。
ブラザーの「PT-J100W」は、シンプルなキーボード搭載のラベルライター。携帯電話の感覚での文字入力が可能なので、初めての人でも気軽に操作できます。大きく見やすい5文字×2行液晶を搭載。3720種類の豊富な絵・記号と書体を収録しています。
「かんたんラベルモード」は、テンプレートとマークを選択し、テキストを入力するだけで完了。実用的な名前ラベルが、3ステップでできあがります。「デコラベル機能」では、パターンを選択し、文字入力すると文字が柄のように印刷され、おしゃれなラベルが作成できます。
「できてる!ラベル」機能では、内蔵する豊富な印刷データから、文字入力なしにイラストや定型文などを使ったラベルが作成が可能です。ECサイトでは、4000円前後から販売されています。
キングジムの「テプラ PRO SR-R560」は、誰にとっても読みやすい、ユニバーサルデザインフォントを搭載した製品です。
大きめのサイズでキーボードも広々としているため、文字が打ちやすいのもポイント。また、パソコンに接続して使用できるので、ラベルのレイアウトや文字編集が自由にできるほか、バーコード印刷やExcel・CSV形式のデータの流し込み印刷にも対応しています。
さらに、建築土木・医療業界向けの文字変換辞書を搭載。専門用語も一度の変換でスムーズに入力できるので、該当の業界向けのラベル作成に特におすすめです。ECサイトでは、2万5000円前後から販売されています。
「ネームランド KL-V460」は、カシオのラベルライター「ネームランド」シリーズのハイエンドモデルです。印刷品質はそのままに、従来モデルと比べ印字速度を2倍にアップしています。
46mmの印字ヘッドを搭載しており、大きな文字も印刷可能。拡大印刷機能を使えば、最大180mmの文字も印刷できるので、店舗のPOPやアテンションラベル作成に便利です。
さらに、パソコンに接続してラベルを作成することも可能なため、パソコン側にインストールされている書体や画像などを印刷でき、Excelデータなどの差込印刷にも対応しています。
ラベル作成日時を自動入力するタイムスタンプと、指定した期限を自動計算入力するタイムスパンといった便利な機能も搭載。ファイルの日時管理や文書保存の際に活躍しそうですね。ECサイトでは、2万5000円前後から販売されています。
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