だんだんと暖かくなってきたので、シューズの販売店では、ランニングシューズやスニーカーの他に「サンダル」も並ぶようになってきました。
ワークマンからは、2025年春夏の新作として「BMZ アシトレサンダル」(以下、アシトレサンダル)が展開されています。さっそく試してみたので、その感想をまとめます。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はYahoo!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
アシトレサンダルは、足裏に特徴があるサンダルです。
足裏の形に合わせて起伏が作られているので、履いてみると足裏とサンダルの間にあまり隙間ができません。
また特に注目したいのが、かかと寄りの場所にある小さな突起。これがあることで、「立方骨」を支えることができます。立方骨は足の甲の真ん中から少し外側にある骨で、足の関節を形作るのに重要な役割を果たします。足の外側のアーチを形成するとも言えるので、この骨をしっかりと支えたり、正しく動くようにしたりすることが大事です。
ワークマンのアシトレサンダルは、特許構造により、立方骨を支える作りになっています。ここ数年で人気となっている「リカバリーサンダル」と呼ばれるものも、この立方骨に着目したものが多くなっていますよ。
さらに足の甲に触れる部分は水に強い素材でできています。そのため雨が降ったり水辺で過ごしたりして、水にぬれたとしても快適さをキープすることが可能です。
アシトレサンダルを履いてみると、クッション性はあまり高くないことが分かります。
ビーチサンダルのような薄い靴底ではないのですが、ワークマンで展開されているの他のサンダルやシューズは、柔らかいものが多いので驚きました。ソールが曲がりにくいので、歩いているとペタペタと音がすることもあります。
アシトレサンダルが本領を発揮するのは、重いものを持ち上げるときかもしれません。
上の写真では、アシトレサンダルを履いた状態で重さ10kgを超えるものを持ち上げようとしているときですが、アシトレサンダルを履くことで、足をぐっと踏ん張りやすいと感じました。
足裏に凹凸がしっかりフィットしていることや、足指で地面をつかみやすいこともあり、個人的に、力を入れやすくて重いものも持ち上げやすくなったと感じます。感じ方は人によって異なりますし、劇的に重さが変わるということではありません。ただあくまで筆者には「少し楽になる」と感じました。
筆者はワークマンの新製品カタログでアシトレサンダルを見つけました。いわゆるリカバリーサンダルなのかと思いましたが、そのような記載は見られませんでした。
アシトレサンダルの価格は1900円(税込)とリーズナブルです。筆者が購入したのはグレーですが、ブラックも店舗にはありました。普段23cmのスニーカーを履いている筆者はSサイズを使っています。足裏へのアプローチがあるサンダルなので、靴下など普段履いているものを着用して試着することをおすすめします。
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