日差しが強くなり、紫外線対策が欠かせない季節になりました。日焼け止めだけでなく、手軽に羽織れてUVカット効果のある衣類も人気です。
今回は、無印良品の「婦人 UVカット乾きやすいフルジップパーカ」(以下、フルジップパーカ)を詳しくレビューします。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
無印良品のフルジップパーカは、その名の通り紫外線をカットする効果があるパーカーです。素材はポリエステル100%で、紫外線を防ぐ素材が使われています。
UPFは50+、紫外線遮蔽率は90%以上です。UPFとは、衣類が紫外線をどれだけ防ぐかを示す数値のことで、UPF50+はその最高ランクにあたり、非常に高い日焼け防止効果を示します。また、紫外線遮蔽率90%以上とは、降り注ぐ紫外線の90%以上をカットすることを意味します。
袖口はサムホール仕様になっており、手の甲までしっかりと覆うことができます。手の甲は意外と日焼けしやすい部分なので、屋外での活動時にはサムホールを活用すると良いでしょう。
フルジップパーカの生地はさらっとしており、非常に滑らかで肌触りも良好です。冷感素材ではないため、着用時にひんやりとした感触はありません。一方で、朝夕など肌寒いときには、薄手の羽織としても活躍しそうです。
また、梅雨時期の少し肌寒い日や、夏の冷房対策のアウターとしても役立つでしょう。防風性はありませんが、一定の保温性はあると感じます。
このパーカは首元までファスナーが付いています。一般的なフルジップタイプのアウターでは、ファスナーを一番上まで閉めると顎や唇に当たることがありますが、このパーカはそこまで高くは上がりません。
しかし、生地が柔らかいため襟元が自立しにくく、形を保つのが難しいところがあります。そのため、ハイネックのように首元をしっかり覆う状態を維持するのは困難です。
むしろ、ファスナーを一番上まで上げても、金具の重みで襟元が開いてしまうことがあります。首の後ろ側はフードでカバーできますが、首の前側は露出してしまうため注意が必要です。日焼け止めを塗ったり、スカーフを併用したりするなどの対策をおすすめします。
フルジップパーカは、速乾性にも優れています。気温20度程度の晴れた日に、朝8時頃に干すと、お昼の12時頃には乾いていました。気になるフード部分や脇の下も、他の部分より多少時間はかかるものの、乾くスピードが速いと感じました。
速乾性が高いと、雨の日の部屋干しでも洗濯物が乾きやすくなります。特に梅雨時期は洗濯物が乾きにくいという悩みがありますが、このパーカーならその問題も軽減できるでしょう。
フルジップパーカの価格は2990円(税込み)です。サイズはXS〜XXLまであり、身長160cmの筆者はXLを選びました。普段はSかMサイズを着用していますが、店頭で丈を確認した際に少し短いと感じたため、サイズアップしました(掲載写真のモデルは筆者ではありませんが、身長約160cmです)。
カラーはオフ白、ミディアムグレー、黒、ピンク(筆者購入)、スモーキーグリーンの5色展開です。筆者が選んだピンクは、落ち着いた印象のくすみカラーです。
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