節約やエコの観点から、マイボトルを持ち歩く人も少なくありません。しかし、かさばるのが難点だと感じる人も多いのではないでしょうか。
そんな悩みを解決してくれるのが、ダイソーの「折りたためるコンパクトボトル」(以下、コンパクトボトル)です。ここでは、その魅力や注意点などをレビューします。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
コンパクトボトルの本体とバンド部分は、形状を変えやすい素材であるシリコーンゴム製です。またキャップ部分の素材はポリプロピレンとなっています。
耐冷・耐熱温度は、本体とバンドがマイナス30度から220度、キャップ部分がマイナス10度から100度となっています。耐熱温度が高いようですが、熱湯を入れるのは不可となっています。
食器洗い機には対応していません。
容量は500mlで、一般的なペットボトルとほぼ同じサイズ感のため、楽に持ち運べます。容器が柔らかいため自立しないように見えますが、飲み物を入れると、その膨らみと重さによって自立します。
このコンパクトボトルの特徴は、小さく折りたためることです。本体がシリコーンゴム製のため、楽に折り曲げたり丸めたりできます。
飲み終わったら、まず空になった本体のふたを開け、空気を抜きながらボトルを、下の方からくるくると丸めていきます。丸めた本体を、キャップに付いているバンドで固定すれば、広がってしまうこともなく、コンパクトになります。
ただし、たたんだ状態で長時間放置すると、内側がくっつく可能性があります。特に糖分を含む飲み物を入れた場合は、べたつきの原因になるため、帰宅後はすぐにきれいに洗って乾かし、保管しましょう。
飲み物を入れてキャップを開ける際、ボトル本体を強く握ると中の飲み物が勢いよく飛び出すことがあるため、注意が必要です。
容器が柔らかく簡単に変形するため、少しの力で中身が押し出されてしまいます。筆者も最初、無意識にボトルを強く握ってしまい、中の水が服にかかってしまいました。特に飲み物がたくさん入っているときは、より軽い力で出てきやすいので、力加減には気を付けましょう。
飲み口は、複数の小さな穴が開いている構造で、力を入れてボトルを押すとシャワーのように水が出ます。
強く握ると水の勢いが強まり、一本の筋のようになりますが、個人的にそこまで勢いがあると飲みにくく感じました。こぼさずに飲むには、飲み口に直接口をつけ、吸い出すように飲むのがおすすめです。
コンパクトボトルは本体が不透明なため、飲み物の残量が外から確認しづらいというデメリットがあります。
また、洗浄後に内部がしっかり乾いたかどうかの確認も少し手間がかかります。飲み口がそれほど大きくないため、中をのぞき込むのが難しく、筆者はスマートフォンのライトで照らして確認しました。
また毎日使用する場合はそれほど神経質になる必要はないかもしれませんが、長期間保管する前にはカビなどを防ぐためにも、時間をかけてしっかりと乾燥させると安心です。
コンパクトボトルの販売価格は330円(税込み)です。いくつか難点はありますが、非常に手ごろな価格なので、気になったら試してみても良いかもしれません。水筒の代わりに、便利に使えそうなボトルです。
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