夏のドライブ中、エアコンをつけていても背中や太ももが汗でじっとり……ということはありませんか? シートに密着する部分は熱がこもりやすく、不快感の原因になりがちです。
そんな悩みを解決してくれるアイテムが、3COINSの「CAR前座席冷感シートカバー」(以下、冷感シートカバー)です。ひんやりとした生地で、ドライブを快適にしてくれます。ここでは、その冷感シートカバーの実際の使い心地や、取り付け方のコツなどを紹介します。
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
世の中には、ドライブを快適にするグッズとして、さまざまな製品が展開されています。背中に敷いて蒸れを軽減するものが多いようですが、3COINSの冷感シートカバーはシート全体を覆うことができるのが特徴です。そのため、シートに接する部分全体を優しくひんやりさせてくれます。
“優しく”と表現したのは、驚くほど冷たいわけではないからです。接触冷感の度合いを示す指標に「Q-max値」(最大熱吸収速度)という数値があります。これは、肌が生地に触れたときの熱の移動量を数値化したもので、高いほど冷たく感じます。
一般的に、Q-max値が0.2以上で「接触冷感素材」とされます。
この冷感シートカバーのQ-max値は0.1と記載されており、強い冷感を期待すると、少し物足りなく感じるかもしれません。
手で触れると確かにひんやり感はありますが、市販されている接触冷感アイテムとは少し異なります。そのため、強いひんやり感を求める場合は、期待とのギャップが生まれる可能性があるでしょう。
強い冷感は期待できないと前述しましたが、全く効果がないわけではありません。筆者の場合は、特に太ももの裏でひんやりとした効果を感じました。背中は時々シートから離して涼むことができますが、太ももの裏は基本的にシートにくっつけたまま運転することになるため、熱がこもりやすく蒸れがちです。この冷感シートカバーを使うと、そんな太ももの裏がほんのり涼しく感じられました。
冷感シートカバーは、ヘッドレストにかけるゴムと、シートの背もたれに回すベルトで固定します。ベルトはバックル付きで長さの調整も可能ですが、どうしても乗り降りの際にシートカバーがずれてしまうことがあります。座るたびに直すのは少し面倒です。
そこでおすすめなのが、冷感シートカバーの座面と背もたれのつなぎ目部分を、シートの隙間にぐっと押し込むことです。こうすることでカバーが固定され、乗り降りの際にずれにくくなります。
シートカバーは長く使っていると、汗や汚れ、においがついてしまうのが気になりますよね。特に、直接頭が触れるヘッドレスト部分は意外と汚れているものです。その点、この冷感シートカバーは丸洗いが可能なので、いつでも清潔に保てます。取り外しも取り付けも簡単なので、定期的な洗濯も苦にならないでしょう。
冷感シートカバーの素材はポリエステルで、裏側はメッシュになっているため、乾きやすいのもうれしいポイントです。
冷感シートカバーのサイズは、約120(縦)×50(横)cm(ヘッドレスト部分含まず)です。一般的な乗用車であれば問題なく使用できるでしょう。車のシートの暑さや汗の問題が気になっている人は、試してみてはいかがでしょうか。
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