うだるような暑さが続いていますが、そんな時は涼しさを感じられるハイキングがおすすめです。沢沿いのコースや標高の高い避暑地にある山なら、初心者でも無理なく楽しめて、自然の中でリフレッシュできます。
本記事では、8月の暑さを忘れさせてくれるような、初心者におすすめの「低山」を紹介します。景色と涼感を味わえる低山を3つピックアップしました。
あわせて、夏の登山を快適にする便利グッズも紹介します。週末のプチトリップに、ぜひお気に入りの一座を見つけてみてください。
立山 亜樹
ライター・編集者。元アウトドアショップ店員。富士登山をきっかけにアウトドアにはまり、登山やキャンプ、トレイルランニングなど幅広いアクティビティを一年中楽しんでいます。自身の山体験や、店員時代の接客経験を生かし、リアルで深い内容を発信!リモートワーカーのため、仕事や日常を快適かつ生産的に行うためのガジェット選びも得意です。
埼玉県と東京都の境に位置する標高969mの「棒ノ折山」は、沢沿いを歩くルートが魅力の涼やかな低山です。
往復約5時間の初心者向けコースでは、小川を飛び越えたり滝の横を通ったりと、水辺の涼しさを感じながら登山を楽しめます。
静かな登山道を抜けると、開放感あふれる山頂が広がり、秩父の山々を一望する絶景が待っています。ベンチや東屋が整備されているため、景色を眺めながらお弁当を広げるひとときも格別です。
西武池袋線・飯能駅からのアクセスが良く、登山とあわせて周辺でキャンプや観光を楽しむプランもおすすめです。清流や滝のひんやりとした空気に包まれてリフレッシュしてみてはいかがでしょう。
奥多摩エリアの入門コースとして親しまれる「高水三山」は、高水山(759m)、岩茸石山(793m)、惣岳山(756m)の3つの山をつなぐ縦走ルートです。縦走というとハードルが高そうに聞こえますが、こちらは初心者でも安心して挑戦できます。
標高はいずれも800m未満ながら、涼しげで夏にぴったりな沢や大岩のある道、見晴らしの良い稜線、スギやヒノキの森など、奥多摩らしい自然を余すことなく体感できます。
JR軍畑駅から歩き始め、三山を越えて御嶽駅に下山する日帰りプランが定番。アクセスしやすく、縦走デビューにもぴったりです。
道中では歴史ある寺院や神社に立ち寄れて、自然と人の暮らしが調和した風景も楽しめます。森林浴をしながら花や野鳥を探したり、山頂でお弁当を広げて奥多摩の景色を眺めたり、格別なひと時を過ごせるでしょう。
標高が高いため夏でも比較的涼しい、神奈川県・箱根エリアにある標高1212mの「金時山」。初心者でも気軽に楽しめる低山として人気です。
登山口から山頂までは約90分で到着し、危険箇所が少ないため、登山デビューにもぴったり。山頂に着くと、富士山の裾野まで広がる雄大な姿や、その周辺の街並みを一望できる絶景が待っています。
山頂にはベンチが設置されており、名物のなめこ汁を提供する茶屋もあるため、景色を眺めながらのんびり昼食を楽しむのもおすすめ。さらに、体力に余裕があれば乙女峠まで足を延ばして、より近くから富士山を望むルートも魅力です。
箱根の自然と富士山の眺望を気軽に味わえる、夏の避暑登山にぴったりの一座です。下山後は、箱根温泉で疲れを癒やすのもおすすめです。
日帰り登山にちょうどいい、約20Lの容量を持つリュック。かわいらしいカラーリングも気分を上げてくれます。
リーズナブルな価格なので、初めての購入におすすめのトレッキングポール。山道に慣れていない場合、トレッキングポールがあると歩きやすくなります。
真夏の登山は紫外線対策が重要。シェード付きの帽子をかぶって、日焼けや体力消耗を防ぎましょう。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.