筆者はこれまでAppleのワイヤレスイヤフォン「AirPods Pro(初代モデル)」を愛用していましたが、ある日突然左耳からノイズが発生してしまい買い替えることに……。そこで急きょ買った「Anker(アンカー)のノイズキャンセリングイヤフォン」が“お手頃なのに優秀”だったので、先代のAirPods Proと比較しながら紹介します。
Fav-Log編集部
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家事や移動の最中にイヤフォンで“ながら聞き”をすることが多い筆者。求めるのは高スペックではなく、そこそこの音質とノイズキャンセリング機能を備えた、コストパフォーマンスの高いイヤフォンでした。
そんなときに、手頃な価格で展開されているアンカーの「Soundcore」シリーズを発見。「P40i」は特に低価格のモデルで予算に合っていたのと、ころんとした見た目のかわいさに引かれて購入しました。公式オンラインストアでの価格は7990円(税込)です。
「Soundcore P40i」の音質の最大の特徴は、大型ドライバーによる深い重低音。ズンズンと耳の奥に響くような迫力のある音響は個人的に好みでした。筆者はライブ音源を聞くのが好きなのですが、同モデルとすごくマッチしていると感じます。
全体的な音質はAirPods Proと比べると違いがあり、特に静かな部屋でじっくり聞き比べるとP40iの“粗さ”を感じられます。ですが、移動中など外で聞く分には十分満足できるクオリティーです。
ノイズキャンセリング機能についても、AirPods Proと比べると控えめのためしっかりと音を遮断したい人には物足りないかもしれません。
同モデルを買ってよかったポイントが2つあります。1つ目は、オーディオコントロールを左右4つずつの計8つ設定できることです。
音楽の再生や停止、曲送り、音量調整、ノイズキャンセリングのオン/オフなどを専用のアプリでカスタマイズできます。AirPods Proはここまでたくさんの機能を搭載できなかったので、これはうれしいポイントでした。
買ってよかったポイントの2つ目は、バッテリーの持ちがいいこと。充電ケースを併用して最大約10時間使用できるので、うっかり充電を忘れてしまったときや長時間の外出でも安心です。
AirPods Proも当初はバッテリーの持ちがよかったと思いますが、長年使っていて充電の減りが早く感じていたので使いやすさが格段に上がりました。
価格も性能も優秀な同モデルですが、少し戸惑った点があります。それは、指や髪が軽く触れただけでオーディオコントロールがすぐに反応してしまうことです。AirPods Proは押す力で操作を認識する高圧センサーが搭載されていたため、最初は違和感がありました。
とはいえ、現在発売されているAirPods Pro最新モデルの4分の1以下で購入できるので、コスパの高いノイズキャンセリングイヤフォンを探している人にぜひおすすめしたい製品です。
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