パソコン用の外付けストレージはハードディスクドライブ(HDD)が主流でしたが、より高速に読み書きができるソリッドステートドライブ(SSD)も一般化しており、大容量のものや非常にコンパクトなものなど、さまざまな製品が登場しています。今回はそんなSSDの中でも、HDDに匹敵する大容量モデルのおすすめを紹介します。
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
撮影した写真や動画などを保存するのには、外付けストレージが便利です。外付けストレージには主にSSDとHDDがありますが、今回紹介するSSDの最大のメリットは書き出し・読み込みの速さ。最新のモデルであるほど、転送速度の向上などでデータの読み書き速度がアップしています。
容量はHDDのほうが大容量のものを安価に入手できるので、動画や静止画を大量に保存するのであればHDDがベターでしょう。しかし、最近ではSSDも大容量化が進んでおり、8TBといったクラスのSSDも登場しています。ただ、そういった超大容量のSSDは非常に高価ですので、特に大容量のストレージを複数用意したい場合などは、HDDを選ぶのが無難でしょう。
外付けストレージとしては「USBメモリ」も非常にポピュラーな存在です。USBメモリとSSDの最大の違いは、USBメモリがOSから「リムーバブルメディア」として認識されるのに対して、SSDはHDDと同じく一般的な「ローカルディスク(内蔵ストレージ)」として認識されることです。最近では見た目がUSBメモリとほとんど変わらない超コンパクトなSSDもあります。
使う上では、一時的なデータのやりとりなど、頻繁に抜き差しするのであればUSBメモリが向いています。HDDやSSDはパソコンの内蔵ストレージを拡張する領域であり、パーティションを分けるなど応用的な使い方が可能です。用途に応じて使い分けるのがいいでしょう。
500GBから8TBまで5つの容量がラインアップされている外付けSSDです。最大1050MB/秒の読み出し速度と1000MB/秒の書き込み速度を実現しています。
耐久性の高いシリコーンシェルを採用。最大3mの高さからの落下保護とIP65の防塵防水性能を備え、持ち運びも安心。カラビナなどを通せるループを備えたユニークなデザインです。
USB 3.2 Gen 2に対応し、USB Type-Cポートを装備。USB Type-Cケーブルに加え、USB Type-A 変換アダプタも付属します。実売価格(税込、以下同)は1TBモデルが約2万円などとなっています。
米メモリメーカー、Micron Technologyが展開する「Crucial(クルーシャル)」のSSDです。1TBから8TBまで6モデルがラインアップされています。
読み取り速度は最大2100MB/秒と高速。IP65の防塵防水性能、最高3メートルからの落下耐性というタフネス性能も備えています。手のひらに楽々収まるコンパクトサイズなので持ち運びも簡単です。
USB 3.2 Gen 2x2に対応し、USB Type-Cポートを搭載。USB Type-Cケーブルが付属します。実売価格は2TBモデルが約3万1000円などとなっています。
韓国Samsungの外付けSSDです。本体サイズが40×95×17mmとコンパクトなのが特徴。2TB、4TB、8TBの3モデルがラインアップされています。
シーケンシャル読み出し・書き込み速度は最大460MB/秒。過熱による性能低下を抑える熱制御技術により、転送速度を維持するとしています。2mの高さからの落下耐性を備えており、上部の金属製リングを使って吊して持ち運ぶといったこともできます。
USB 3.2 Gen 1に対応し、ポートはUSB Type-C。USB Type-Cケーブルが付属します。実売価格は2TBモデルが約2万7000円からなどとなっています。
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