コンビニなどでのちょっとした買い物バッグとしてはもちろん、お弁当やドリンクを入れるランチバッグとしても活躍するのが「保冷バッグ」。使用する機会が増えれば増えるほど、機能性だけでなくデザイン性にもこだわりたくなるものです。
そこで本記事では、花のマークが印象的で幅広い世代から人気を集める、MARY QUANT(マリークワント)の「保冷・保温バッグ」(以下、マリークワントの保冷バッグ)を紹介します。
実際に、製品を使ってみた感想や、デザイン・機能性などの仕様について、詳しくレビューしていきます。価格は2200円(税込)です。
川崎 さちえ
フリマアプリ・ネットオークションの専門家。2004年、夫が子育てのために会社を辞めたのをきっかけにヤフオク!(当時はヤフー!オークション)を始める。経験を積みながら独自のノウハウを構築。2014年にフリマアプリをスタート。NHK「あさイチ」をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。また節約や時短が大好きで、安くて便利なアイテムに興味あり。よく利用するのはダイソー。
マリークワントの保冷バッグは、正面にブランド名と、ブランドアイコンであるデイジーマークがあしらわれています。この花のマークだけでもブランドがひと目で分かり、持っているだけで気分が上がります。
背面の下部分にもデイジーマークがさりげなく配置されており、控えめながらも存在感のあるデザインに仕上がっています。やや隠れるようにあしらわれていることで、かえっておしゃれ度が増している印象です。全体としてはシンプルながら、マリークワントらしさをしっかりと感じられる点が魅力です。
カラーはアイボリー・ブラック・ブルーの3色展開。アイボリーは花やブランド名が黒で描かれているのに対し、ブラックとブルーはすべて白で統一されています。筆者が選んだのはアイボリーですが、どのカラーも洗練されたおしゃれさを楽しめます。
ただし、アイボリーはどうしても汚れが目立ちやすいのが難点。保冷バッグは基本的に洗濯ができないため、汚れを気にする人にはブラックをおすすめします。
マリークワントの保冷バッグを実際に使ってみて、まず印象的だったのがファスナー部分です。
ファスナーを閉めたときに、横に小さなスナップボタンが付いているのに気づきました。これによってファスナーがぶら下がらず、しっかり収まる仕様になっています。
小さな配慮ですが、こうした細部へのこだわりは他の保冷バッグではあまり見かけません。ブランドならではの美意識やこだわりがうかがえます。
さらに、持ち手にも特徴があります。小さめの保冷バッグは軽いため、持ち手が薄めに作られることが多いです。一方で、マリークワントの保冷バッグの持ち手は厚みがしっかりあり、手に持っても痛くなりにくいのがポイント。見た目にもボリュームが出るため、チープさを軽減し、高級感を感じさせます。
マリークワントの保冷バッグのサイズは、約25(高さ)×21(横)×15(マチ)cmです。ファスナー付きの開口部が大きく開くので、荷物の出し入れはスムーズに行えます。
ただ、決して大きめではないため、ボリュームのある冷凍食品を入れるのは少し難しいかもしれません。実際にスーパーで販売されている冷凍シュウマイや餃子を入れてみましたが、ファスナーが閉まりませんでした。
アイスやスイーツといった比較的小さなものなら問題なく収まります。さらにバッグの内側には、保冷剤を入れられるメッシュポケット付き。活用すれば保冷効果を高められるため、コンビニやスーパーで、アイスなどの冷凍ものを買うときにも活躍しそうです。
せっかくおしゃれなデザインなので、ランチバッグとして使用したいと思う人も多いのではないでしょうか。ただし、お弁当箱やスープジャー、水筒のサイズには注意が必要です。
実際に400mlのスープジャーと500mlの水筒を入れてみたところ、ファスナーは問題なく閉まりました。しかし、ここにお弁当箱を追加すると、ファスナーがしっかり閉まらなくなってしまいました。ランチバッグとして使用する場合は、容器の大きさを調整する必要があるかもしれません。
また、このバッグは保冷だけでなく保温にも対応しているため、季節を問わず1年を通して活躍してくれます。サイズはやや小ぶりですが、かわいらしいデザインなので、通勤や通学で持ち歩くのにもおすすめのアイテムです。
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