キッチンで毎日使うスポンジ。気づけばボロボロになっているのに、なんとなく捨てどきを逃してしまう。そんな経験はありませんか。筆者もズボラな性格ゆえに、長く使いすぎて衛生面が気になっていました。
そんな悩みを解決してくれたのが、ニトリの「毎日とりかえキッチンスポンジ」。1袋299円(税込)という手頃さで、SNSでも話題になった人気商品です。
今回は、1年以上使い続けて感じたメリットや気になる点を正直にレビューします。
立山 亜樹
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員の経験を活かし、登山やキャンプをはじめとしたアウトドアアイテムから、日常を便利にする生活グッズ、仕事の効率を高めるビジネスツールや最新ガジェットまで、幅広いアイテムのレビューを執筆。自身の体験をベースに、実際に使って感じたリアルな視点で、読者が「これ欲しい!」と思えるような情報をお届けします。
このスポンジの最大の特徴は「使い捨て」であること。1袋に30個(約1ヶ月分)入っていて、1日ごとに交換できる仕様になっています。
筆者は1人暮らしで外食や市販のものを買ってくることも多いため、毎日ではなく2〜3日に1回のペースで取り替えていますが、それでも充分衛生的に使えています。
以前は古いスポンジを渋々使っていましたが、この商品に出会ってからは「いつでも新しいスポンジで洗える」という安心感が大きいです。価格も299円と良心的で、衛生面を考えるとコスパは抜群。清潔さを手軽に保ちたい人にぴったりのアイテムです。
手に取ると驚くほどペラペラで小ぶりなこのスポンジ。最初は「これでしっかり洗えるの?」と半信半疑でしたが、実際に使ってみるとむしろ扱いやすさを実感しました。
カーブのついた器や細かい溝のある調理器具にもフィットし、厚手のスポンジでは届きにくい部分まできれいにできます。
泡立ちは一般的なスポンジに比べれば少なめですが、少量の洗剤でもきちんと泡が立ち、洗浄力に不満はありません。
使い終わったらシンクの端に立てておけばスピーディーに乾くのも衛生的にうれしいポイント。1人暮らしで洗い物がそこまで多くない我が家では、このサイズで充分でした。
毎日取り換えられるのは衛生的で便利ですが、食器洗いだけで捨ててしまうのは少しもったいない気もします。そこで筆者は、食器洗いの役目を終えた後に掃除用として活用しています。
例えば、シンクの水アカを軽くこすったり、洗面台を磨いたり、コンロの五徳の油汚れを落としたり。小さくて薄いので細部まで届きやすく、掃除道具としても優秀です。
最後には汚れたまま気兼ねなくポイッと捨てられるのも気持ちがいいポイント。ひとつのスポンジで、食器洗い→シンク磨き→洗面台掃除→コンロ周り掃除、と役割を変えていくのが定番の使い方になっています。
便利な反面、気になる点もあります。まず「使い捨て」である以上、どうしてもゴミが増えるのは避けられません。サステナビリティの観点からは罪悪感が残ることもあります。
また、1袋に30個入っているため、収納スペースを取るのも事実。我が家では、さっと取り出せるようにシンク横にある電子レンジの上にストックしていますが、場所に余裕がない場合は保管方法を工夫する必要があります。また、ケースなどに入れないと生活感が出てしまうのも気になるところです。
とはいえ、この手軽さと清潔さを得られるなら許容範囲内だと思います。厚手タイプや泡立ちの良いタイプ、クエン酸・重曹入りの不織布パッドなどバリエーションも豊富にあるため、自分の生活スタイルや希望する使い方に合ったものを選べるのもポイントです。
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