毎日のちょっとした収納や持ち歩きに便利なジッパーバッグ。100円ショップや大手メーカーからも数多く出ていますが、筆者が長年リピートしているのは紀ノ国屋の「ジッパーバッグ」です。
シンプルながらも細やかな工夫が光り、普段使いに欠かせない存在となっています。そこで今回は、紀ノ国屋の「ジッパーバッグ」の魅力や他社製品との違い、気になるポイントをレビューします。
立山 亜樹
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員の経験を活かし、登山やキャンプをはじめとしたアウトドアアイテムから、日常を便利にする生活グッズ、仕事の効率を高めるビジネスツールや最新ガジェットまで、幅広いアイテムのレビューを執筆。自身の体験をベースに、実際に使って感じたリアルな視点で、読者が「これ欲しい!」と思えるような情報をお届けします。
ポーチの中で散らかる薬や小物をまとめるのに便利そうだなと思ったのが、紀ノ国屋のジッパーバッグを使い始めたきっかけです。また、生活感が出過ぎないデザインも決め手となりました。
5種類のサイズを展開しており、筆者は一番小さいSSを使っています。SSのサイズは約8.5(縦)×12(横)×2(マチ)cmと、小物類を入れるのにちょうどいい大きさ。価格は20枚入りで269円(税込)です。
小ぶりながら底にマチがあるため、小物類を立てて収納できるのが便利。使ってみると、一度や二度で傷むことがなく、驚くほど長持ち! 数カ月間バッグの中で使い続けても、破れたり穴が開いたりすることはありません。
シワはつくものの強度は落ちず、日常的に繰り返し使えます。厚みはジップロックのフリーザーバッグに近く、IKEAのフリーザーバッグよりもしっかりとした印象。食品だけでなくガジェットやサプリメントなどをまとめるのに安心感があるのは、この素材の頑丈さがあってこそだと思います。
このジッパーバッグのもうひとつの特徴は、スライドジッパー仕様のため開け閉めがとてもスムーズにできることです。
一般的なチャック付きポリ袋だと、端からしっかり押さえないと閉まりきらず、中身が漏れてしまうこともありますが、紀ノ国屋のものはスッとスライドするだけで密閉できるので安心です。
袋の表面にはメモや日付を書けるスペースがあるため、食品の管理や旅行時の小物整理にも便利。冷凍・冷蔵・電子レンジ対応という点も心強く、アイデア次第で使い道がぐんと広がります。
筆者は充電ケーブルやアダプター、お菓子を分けて持ち歩くのにも愛用中。旅行先や仕事場でも「これがあると助かる」と感じることが多く、整理整頓の相棒として手放せません。
とても便利なジッパーバッグですが、気になる点を挙げるとすれば、完全な密閉性が期待できないこと。水分を多く含む食品や液体をそのまま入れると、横にした際に液漏れする可能性があります。
ジップロックのフリーザーバッグのように液体保存を前提にした商品と比べると、この点は弱みといえるでしょう。
しかし、厚手の素材で破れにくいため、液体以外の収納や持ち歩き用としては他社製品に劣らない実力があるといえます。乾き物や小物類の整理向きと割り切って使うのがおすすめです。
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