この秋発売した「iPhone 17」シリーズは、ストレージの最小容量が256GBに増え、バッテリー性能も大きく向上するなど、コストパフォーマンスの良さが際立っています。一方で、eSIMにしか対応していないなど注意点もあり、機種変更に二の足を踏んでいる方もいることでしょう。
そんなときの有力候補に上がるのが、型落ちとなった2024年モデルの「iPhone 16」。ここでは、Apple StoreやキャリアなどでのiPhone 16の販売価格や取り扱い状況を紹介していきます。なお、本稿にまとめた情報や、記載してある価格は9月30日時点でのものです。
井上晃
スマートフォンやスマートウォッチ、タブレットを軸に、ICT機器やガジェット類、ITサービス、クリエイティブツールなどを取材。Webメディアや雑誌に、速報やレビュー、コラムなどを寄稿する。Twitter:@kira_e_noway
公式ストアのApple Storeでは、前年モデルは1万円値下げされたうえで併売されています。2024年秋にiPhone 16が発売された当初の販売価格は、最小構成の128GBモデルで12万4800円でした。これがiPhone 17が発売された後には、11万4800円からに下がっています。
主要キャリア3社におけるiPhone 16の販売価格は、キャンペーン利用などで4万円以上の値下げになることもあります。
NTTドコモでの機種代金は11万8745円。MNPでの乗り換え(電話番号はそのまま)の場合、「5G WLCOME割」で最大4万4000円の割引が適用され、さらに「いつでもカエドキプログラム」に加入して23カ月目に返却する想定で運用すると、負担額は33円まで押さえられるようになっています。
auでの機種代金は14万5440円。他社/povo2.0からMNPでの乗り換えを行う場合には、キャンペーン適用で「au Online Shopお得割」での割引が最大4万4000円に。さらに「スマホトクするプログラム」を利用して25カ月目までに端末を返却した場合には、実質負担額は9700円になります。
ちなみにソフトバンクも、オンラインショップでのMNPなどを対象に4万4000円の割引をしていましたが、こちらは対象期間が9月30日まででした。
続いて、KDDIのサブブランドである「UQ mobile」と、ソフトバンクのサブブランドである「ワイモバイル」における取り扱い状況についてもチェックしておきましょう。
まずUQ mobileでは、現状iPhone 16の取り扱いはありません。こちらでは、廉価モデルの「iPhone 16e」が代替候補となるでしょう。
一方、ワイモバイルでは9月12日からiPhone 16の取り扱いがスタートしました。最小構成の128GBモデルの場合、端末代金は14万5440円。他社から乗り換えの場合、1万6560円の割引が適用され、支払い総額は12万8880円になります。
最後に、MVNOにおけるiPhone 16の取り扱い状況です。そもそも端末としてiPhoneの取り扱いがある事業者は限定的。また、取り扱いがあっても基本的に中古品です。主要なMVNOとしては、例えば、IIJmio、mineo、イオンモバイルなどが例に上がります。
具体的には、IIJmioはiPhone 16の中古未使用品を扱っており、128GBモデルの価格は期間限定で一括10万9800円です。mineoも中古未使用品の取り扱いがあり、128GBモデルは一括13万5168円で扱われていました。
一方、イオンモバイルではiPhone 16の取り扱いはありません。こちらはiPhone 16e(中古未使用品128GBモデル、9万8780円)が代替の候補となるでしょう。
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