肩掛けができてノートパソコンが入り、仕事にも普段使いにもなじむトートバッグがほしい! そんなニーズに応えてくれたのが、無印良品の「帆布 横型トートバッグ」です。
布製のトートバッグは1万円近くするものも多い中、なんと1490円(税込)。試しに購入してみたところ、価格以上の使いやすさに感動しました。今回は、その魅力を実際の使用感とともに紹介します。
立山 亜樹
フリーランスのライター・編集者。元アウトドアショップ店員の経験を活かし、登山やキャンプをはじめとしたアウトドアアイテムから、日常を便利にする生活グッズ、仕事の効率を高めるビジネスツールや最新ガジェットまで、幅広いアイテムのレビューを執筆。自身の体験をベースに、実際に使って感じたリアルな視点で、読者が「これ欲しい!」と思えるような情報をお届けします。
「帆布 横型トートバッグ」は、綿100%のキャンバス生地を使ったシンプルなトートバッグ。カラーはカーキグリーン、生成(きなり)、黒の3色展開で、無印良品らしい落ち着いたラインアップです。生地は厚みがありつつも硬すぎず、日常使いにちょうど良いハリがあります。
サイズは約31(縦)×46(横)×14(マチ)cm、容量は約20L。13インチのノートパソコンをケースごと横向きで収納しても余裕があり、本、ウォーターボトル、ポーチ、手帳など、外出時に必要なものをまとめて入れられます。荷物が多い日も安心の収納力で、仕事用のサブバッグとしても役立ちます。
見た目に反して軽いため、荷物が増えても重たく感じづらいのも魅力。キャンバスの自然な風合いがありながら、ハイブランドのような「気張り感」がなく、仕事、休日、買い物、旅先など幅広いシーンに溶け込みます。
このバッグの魅力の1つは、無印良品らしい「引き算のデザイン」。余計な装飾がない分、気兼ねなくアレンジできるのもうれしいポイントです。筆者はハンドメイドショップで購入した小さな花の飾りをストラップとしてつけ、さりげないアクセントにしています。
ほかにも、推しキャラクターのキーホルダーを付けたり、缶バッジでデコレーションしたり、推し活などの使用シーンに合わせてアレンジするのもおすすめです。キャンバス生地は多少擦れても味になりカジュアルに持てるため、アレンジを気軽に楽しめます。
また、生成やカーキといった落ち着いた色はどんな服にも合わせやすく、季節を問わず使えるのも大きな魅力。トレンドに左右されないデザインなので、「長く使えるバッグを探している」という人にもぴったりです。
収納面でもこのトートバッグは優秀。前面には大きさの異なる3つのポケットがあり、文庫本、ハンカチ、折りたたみ傘、500mlのペットボトルなどをスッと入れられます。
特に中央のポケットは長財布も入るサイズ感で、「すぐ取り出したいけど見えすぎるのは避けたい」というアイテムの収納に便利です。
バッグ内には2つのポケットがあり、スマホや鍵、名刺入れなどを入れるのにぴったり。バッグの中で迷子になりがちな小物を分けて入れられるので、使い勝手がとても良いです。
さらに、持ち手は肩がけしやすい長さのため、厚手のアウターの上からでも違和感なく掛けられます。毎日持ち歩くたびに、「こういう、ちょうどいい作りがありがたい」と実感しています。
手頃な価格で文句なし……と言いたいところですが、少し気になる点もあります。まず気になったのが、ホコリが付きやすい点。特にカーキグリーンや黒のような濃い色はホコリが目立ちやすい印象です。
こまめに粘着ローラーや服用ブラシで取り除けば問題ありませんが、気になる人は生成を選ぶのもひとつです。
もう1点は、内ポケットの生地がやや薄いこと。重いものを入れるには向いていないので、スマホやカードケースなど軽い小物向けと割り切って使うのがよさそうです。
とはいえ、価格が1490円でこの収納力・丈夫さ・使いやすさを備えていることを考えると、デメリットを踏まえても充分満足できるアイテムです。
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