2025年もさまざまなAV家電が登場しました。オーディオ家電では、完全ワイヤレスイヤフォンに人気が集まったほか、サウンドバーなど、据え置き型のオーディオ機器も注目を集めました。
今回は、サウンドバーなどのオーディオ機器のカテゴリで、2025年に筆者が注目した製品のおすすめを紹介します。
森坂光郎
古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。
2025年は、「空間オーディオ」の話をよく聞きました。知人と話していても「サウンドバー」が話題に挙がることが増え、注目されているのを実感します。テレビのサウンド機能も進化していますが、より迫力のあるサウンドが求められているようです。
パーソナルオーディオのカテゴリですと、引き続き完全ワイヤレスイヤフォンが主役のようです。2024年と同様、キーワードとしては「ノイズキャンセリング」や「開放型」といったものがよく見られました。
また、「空間オーディオ」対応のものも充実してきており、AV家電全般として、今後も注目度が高くなっていくのではないかと思います。
サウンドバーは、2025年に最も注目されたオーディオ家電の1つではないでしょうか。ドルビーサラウンドのAV家電への導入にあたり、自宅でも手軽に楽しむために登場したのがサウンドバーです。
複数のスピーカーを設置する本格的なサラウンドシステムは導入のハードルが高かったことから、その代替として、1990年代後半から2000年代にかけて普及し始めました。
当初の製品に比べると、昨今のサウンドバーは品質が向上。テレビの薄型軽量化&大型化が進んだこともあり、より相性が良くなり、ニーズが高まっていると思われます。
さらに、立体音響技術のDolby Atmos(ドルビーアトモス)対応のコンテンツや機器が増えていることも、注目度が高まっている要因といえるでしょう。
人気のメーカーは、DENON、ソニー、ヤマハ、JBL、Boseなどが挙げられます。その中でもDENONの「DHT-S218」は人気が高く、価格も手頃で入門機としては興味が引かれるところですが、2025年にはソニーからサウンドバーの新製品が登場しました。
ソニーのサウンドバー「HT-B600」は、迫力の重低音を楽しめる、サブウーファー付属の新製品。フロント50W×2、センター50W、イネーブルドスピーカー50W×2、サブウーファー100Wの合計350Wの大出力アンプを搭載しています。
さらに、サブウーファーには16cmの大口径ユニットを搭載。迫力のサウンドを手軽に楽しめます。ショッピングサイトでは6万円前後で販売中です。
複数のスピーカーを配置する本格的な家庭用サラウンドシステムは、2chステレオを拡張しながら、4〜5.1chと進化してきました。現在では7.1chや7.2chといったものまで登場しています。
複数スピーカー構成のサラウンドシステムにも、サウンドバーを中心に構成したものが登場しており、より省スペースで本格的なサラウンドサウンドが楽しめるようになってきています。
JBLからは、2025年に「JBL BAR 1000MK2」が登場しました。人気を集めた「JBL BAR 1000」の後継モデルで、音のビームを壁や天井に放射し反射させることで、全方位からリアルな音に包まれる独自技術「MultiBeam 3.0」を採用。スピーカー配置に最適化したアルゴリズムにより、より的確に反射する方向や角度を狙えます。
実売価格は15万円前後と高額ですが、複数スピーカー構成のサラウンドシステムとしては妥当といえるでしょう。少し背伸びをしたチョイスにはなりますが、合計15基のドライバーがたたき出すサウンドには興味を引かれます。
本格的なホームシアターを構築するにあたっては、「AVアンプ」も導入したい製品の1つです。筆者はかつて、オーディオをかじっていた時期があり、SANSUIのプリメインアンプを中心に、DENONのレコードプレーヤー、A&Dのカセットデッキ、DIATONEのスピーカーと、当時の人気ブランドでシステムを構築していました。その時代のイメージがあるので、AV環境を整えるならば「まずはアンプから」というイメージが浮かびます。
サウンドを重視したホームシアターの核となるべきAVアンプは、初期はステレオアンプにサラウンドのデコード機能を追加したものが中心でした。現在では、テレビなどの映像機器との接続に使用するHDMI端子は欠かせない要素となり、ストリーミングに対応するためのネットワークオーディオ機能の搭載も標準となっています。
2025年に登場したモデルである、DENONの「AVC-X2850H」は、音質向上のためにFM/AMラジオチューナーを非搭載とした本格派モデル。チューナーの動作電流に起因するノイズおよびアンテナを経由して流入するノイズの影響を排除します。
実売価格は12万円前後と、国内ブランドの大型テレビが買えてしまう金額。本格的なホームシアターを構築するのであれば、是非導入したいAVアンプですが、入門用のものであれば、まずは「AVレシーバー」といったカテゴリの製品から手を付けるのが良いかもしれませんね。
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