冬のアウトドアシーンでは、暖かく過ごすためにさまざまなアイテムを用意する必要があります。その中でも筆者がおすすめしたいのが、「1000Wh以上の大容量ポータブル電源」と「電化製品」の組み合わせです。1000Wh以上の容量があれば、暖房器具や調理家電も余裕を持って使えます。
今回の記事では、1000Wh以上の大容量ポータブル電源で長時間使える“防寒家電”を3つ紹介します。車中泊歴7年超えの筆者が、車中泊シーンで使い続けているアイテムを厳選しました。合わせて、ポータブル電源の容量と消費電力についても解説します。
haru.
フリーランスライター・編集者。車中泊・バンライフ・キャンピングカー関連、生活・料理関連の記事を複数メディアで執筆中。夫婦でDIYしたバンで「休日バンライフ」として日常的に車中泊をしています。車中泊では車内でパソコン仕事をする他、料理・読書・ゲームをして楽しむ、完全なる「インドア派」。インテリア・ガジェット・ゲームも大好き。
ポータブル電源を実際に使用していても、バッテリー容量や定格出力、消費電力のことを実はよく分かっていない………という方は意外と多いようです。
電力周りのことを理解しておくことで、購入時に用途に適した電化製品を選べるようになり、購入後の失敗を減らせます。
まずバッテリー容量について。これはポータブル電源に搭載されているバッテリーの容量「Wh(ワットアワー)」を指します。製品ページに記載されている「1024Wh」などの数字のことです。この数字が大きいほど容量が多く、電化製品を長時間使用できます。
特に「大容量」とされる1000Wh以上の製品は、2〜3泊の車中泊に最適。消費電力高めの電化製品も使えます。
一方、消費電力とは電化製品を1時間使用した際に消費する電力「W(ワット)」のことです。電気毛布などは50W程度、小型の電気鍋で600W前後、電子レンジやドライヤーなどは1000W以上と高めになります。
容量1000Whの電源なら、消費電力100Wの製品を10時間使える計算ですが、実際は8割程度をスムーズに使えると理解した方がよいでしょう。
最後に定格出力ですが、これは本体が安定して継続的に供給可能な最大電力を指します。
消費電力1200Wの製品を動かすには、定格出力1200W以上の電源が必要です。定格出力が600Wのポータブル電源では、基本的に消費電力1200Wの電化製品を動かすことはできません(定格出力以上の電化製品を一時的に動かすモードを備えている製品もあります)。
電子レンジやIHクッキングヒーターなどを使う場合や、長期の車中泊には、大容量かつ定格出力高めのポータブル電源を選ぶと安心です。
車中泊の間、電力不足を感じることなく安心して電化製品を使うためには、バッテリー容量が1000Wh以上ある大容量モデルが最適です。
以前は10万円を超える製品が多かったため、高価で購入しづらいイメージがありましたが、最近では価格が下がり、5万円前後の製品も増えています。セール時を狙えば、さらに安く入手できそうです。
筆者のおすすめは、バッテリー容量2000Wh超えのポータブル電源です。容量が2000Whあれば、2泊以上の車中泊でも問題なく使えますし、夏場のポータブルクーラーや冬場の小型ヒーター使用にも対応可能です。
価格は10万円前後と少し高くなりますが、車中泊やキャンプによく出かける人や、自宅でも使用予定がある人なら、元が取れるはず。防災アイテムとしても優秀なので、用途に合わせて検討してみてください。
冬の車中泊で欠かせない防寒アイテム。その中でも筆者が必ず持参しているのが「電気毛布」です。
電気毛布は消費電力が50〜60Wと低めですが、10時間ほどの使用を想定すると、1泊で600Whほどの容量を必要とします。そのため、バッテリー容量1000Whのポータブル電源での使用に最適です。まだ容量に余裕があるため、スマートフォンの充電も同時に行えます。
BougeRVの「12V電気毛布」は、DC出力ポートから給電するタイプのアウトドア用電気毛布です。車のシガーソケットやDC12V対応のポータブル電源から給電可能です。AC電源ではなくDCを使用するため、バッテリーの節約に繋がります。
電源を入れて数秒で温まるので、冷えた体もあっという間に温まります。5段階の温度調節機能付きで、寒い冬の日も安心です。
通常価格は1万4980円(税込、以下同)ですが、現在公式サイトではセールを開催しており、9980円で入手可能です(2025年12月25日時点)。
車内での夕食時やパソコン作業、動画鑑賞をする際に役立っているのが「パネルヒーター」です。
足元をぐるっと囲うことで、膝下から足先までしっかりと温められます。筆者は冷え性で足先がすぐに冷たくなるため、冬の車中泊では必須のアイテムとなっています。
Sumeriyの「パネルヒーター」は、周囲だけでなく床面も発熱するので、足裏から温められます。
ブランケット付きで、実売価格は8000円前後。3段階のタイマーと温度調節機能を搭載しており、好みの設定が可能です。
転倒防止機能や自動電源オフ機能もあり、安全性もバツグン。消費電力は145Wで、1000Whのポータブル電源なら6時間ほど使えます。
車中泊時、筆者は車中飯をよく作ります。寒い時に車から出ることなく食事ができ、節約にもなるため頻度も高めです。
冬は体を温めるため、主に鍋料理や汁物を作っています。車内での調理には、省スペースで使える小型の電気鍋が最適です。
BRUNO(ブルーノ)の「電気鍋」は、1〜2人用の小型電気鍋。実売価格は7000円前後です。
煮る・焼く・蒸す・炊くの4役が可能な卓上タイプで、付属のプレートは丸洗いできるためお手入れも簡単です。
消費電力は600W。容量1000Whのポータブル電源でも、1時間半弱の使用が可能です。寒い冬に車内で鍋料理をしたり、中華まんを蒸したりと非常に役立ちます。白米の炊飯も可能です。
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