忙しい日々に便利なレトルト食品。手早く調理できて便利な反面、地味に面倒なこともいくつかあります。
湯煎で温めたパウチは熱く、切るときには中身が飛び散るかもしれないと身構え、最後に中身がパウチに残ってしまい悔しい思いをすることも……。そんな悩みをまとめて片付けてくれたのが、ヤクセルの「れとらくはさみ」でした。
SNSで流れてきた広告を見て半信半疑で買いましたが、結論、かなり便利でした。ここでは、使って感じた良い点・気になる点をレビューします。
花輪えみ
千葉県出身。都内の無印良品3店舗で勤務経験があり、内1店舗では副店長を務める。勤務時は食品や生活雑貨を担当。良品計画退職後、本格的にライター/編集者として活動。女性向けサイト編集、兼業ライターを経て現在フリー。趣味は散歩。
「れとらくはさみ」は、レトルトパウチの調理工程を1本で完結できるアイテム。はさみの部位ごとに異なる役割があり、1本で「つかむ・切る・絞る」動作が可能です。
具体的には、先端のギザギザでパウチをつかみ、根元側の刃で封を切り、中央部分で挟むように中身をしぼり出すという仕組み。根本以外には刃付けされていない構造のため、パウチを切ってしまう心配もなく扱えるのが特徴です。
公式サイトでの販売価格は990円(税込)、ショッピングサイトででは700円前後で購入可能です。
特に刺さったポイントは、熱々のパウチを掴んで絞る際に菜箸やトングよりも安定していたこと。細い菜箸だとパウチが滑り、比較的大きいトングは扱いづらく、鍋に落としたときのお湯はねにちょっとした怖さを感じていました。
このはさみのおかげで、湯煎から取り出す際もストレスフリーになりました。さらに、封を切るのも絞るのもお手の物。絞る工程も、はさみの構造のおかげで中央部分にしっかりと力を入れられます。
ただし、小さめの具材が多く入ったレトルト食品では、少しだけ絞り出し具合が物足りなく感じました。パウチの種類や素材によって絞り出す際の滑りが悪くなる場合があるかもしれません。その場合は軽い力で挟み直し、何度か動作を繰り返すと絞りやすくなります。
公式サイトによると、アウトドアや旅行、防災場面での活用も想定されているとのこと。非常食や医療品の開封にも使える、という説明もありました。たしかに、キャンプで大活躍しそうな予感があり、今からとても楽しみです。
個人的に、離乳食や介護食など、パウチ系食品を扱う機会が多い家庭も相性が良さそうだと思います。調理工程を一連でできるので、手間も汚れも減らしやすいでしょう。
一方、れとらくはさみの刃は根元側にあるため、使いこなすには慣れが必要です。キッチンばさみのように先端でスパスパ切る感覚に慣れている人は、最初は違和感を覚えるかもしれません。
とはいえ、慣れてしまえばとにかく便利。レトルト食品調理の面倒をまとめて引き受けてくれるので、地味なストレスから解放されました。レトルトやパウチ食品の出番が多い人ほど、一軍の道具になりそうです。
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