「スマートロック」おすすめ3選 オートロックやハンズフリー解錠も可能【2020年最新版】
自宅などの鍵をスマートフォンで開け締めできるようにするのが「スマートロック」と呼ばれる製品です。ドアから離れると自動で施錠(ロック)し、近づくと鍵を開ける(オープン)するなど、ハンズフリーの開閉も可能。アプリの設定により複数のスマホでも操作できるため、例えば家族1人1人に合鍵を作らなくても、簡単に鍵の共有が行えます。
自宅などの鍵をスマートフォンで開け締めできるようにするのが「スマートロック」と呼ばれる製品です。
専用の装置をドアに取り付けることで、スマホアプリから操作して開閉します。ドアから離れると自動で施錠(ロック)し、近づくと鍵を開ける(オープン)するなど、ハンズフリーの開閉も可能です。
アプリの設定により複数のスマホでも操作できるため、例えば家族1人1人に合鍵を作らなくても、簡単に鍵の共有が行えます。
スマートロック選び:ドアの鍵に対応しているか
玄関など鍵が付いているドアは、外側から開ける場合は鍵を鍵穴に挿し込んで回しますが、内側ではサムターンと呼ばれるツマミを回して開けられます。スマートロックは、そのサムターンをモーターの力で回すことで、鍵の開閉を行います。
このツマミの形が半円形、楕円形、しずく型など種類もサイズもさまざま。取り付け位置も異なります。各製品とも取り付け可能なドアや鍵(サムターン)の種類を製品サイト上で公開していますので、まずはスマートロックを使いたいドアが対応しているかどうかを必ずチェックしましょう。
スマートロック選び:“鍵”を共有しやすいか
スマートロックはスマートフォンの専用アプリで操作します。しかもアプリで誰が“鍵”を開閉できるかなど権限の設定と共有ができ、いわば家族や同居人のスマホを合鍵にできます。
また“合鍵”の種類も変えられれ、「マスターキー」「ファミリーキー」「ゲストキー」といった違いがあります。マスターキーは鍵の開閉だけでなく、初期化や設定など、スマートロックに対するすべての権限を持ち、ファミリーキーは常時、鍵の開閉ができるだけでなくゲスト用の合鍵の作成も可能。ゲストキーは一時的にスマートロックを操作できるものとなっています。
気になるのは、共有のしやすさ。ゲストを簡単に招待できるか、ゲストに負担を強いないか、不要になったときにはすぐに共有を外せるか、といったところです。スマートロックの開閉履歴も確認できると、なお安心です。
スマートロック選び:スマホがない人でも使えるか
スマートロックを使うには、スマートフォンが必要です。でも、子供や年老いた親族など、鍵を共有したい相手がスマホを持っていないこともあるでしょう。そのような場合の代替手段があれば、より安心してスマートロックを導入できます。
製品によっては、小型のリモコンキーや、ドアの外側に取り付けるナンバーロックなどのオプションを用意している場合もあります。
想定利用者が少し離れたところに住む年配の親族であれば、端末不要のナンバーロックタイプを、子供だけの場合は、物理的な端末を渡しておきやすいのでリモコンキータイプなど、どのような人が使うのかを考慮した製品選びをしたいものです。
おすすめのスマートロックはこれ
国産スマートロック「Qrio Lock」
「Qrio Lock」は、ソニーとWiLのコラボ会社Qrio(キュリオ)が手掛けるスマートロック。Amazon.co.jpでは2万100円(税込、以下同)で販売されています。
鍵がドアノブに直接取り付けられたもの、涙形、四角形、丸形のサムターンでなければ、ほとんどのサムターンに対応。不安なときは、サムターン周りの写真と寸法を送って、メーカーに判断してもらうこともできます。
アプリで設定できる鍵の種類は3種類で共有も簡単。スマホを持たない家族へは、物理リモコンキー「Qrio Key」が別売りオプションで用意されています。万が一紛失してしまった場合は、アプリから権限をリセットでき、拾った人が使えないようにできます。
動力となるリチウム電池は予備のセットも可能です。片側の電池が切れると、他方に切り替わるため、「電池切れがアプリからドアを開けられない!」というリスクを軽減できます。
ドア前でのアプリ操作、Bluetoothと位置情報連携による手ぶら解錠、外出先からのリモート操作に対応。もちろん開閉操作の履歴も見られるので、家族がいつ帰ってきたかを見守ることもできます。なお、離れた場所からの利用には、Qrio Lockとネットをつなぐ「Qrio Hub」が別途必要です。
「開けゴマ!」で開けられる? 「CANDY HOUSE セサミmini」
「CANDY HOUSE セサミmini」は、コンパクトでさまざまなスペースに取り付けられる製品です。『盗賊アリババ』の「開けゴマ!」の呪文をヒントに作られ、それが製品名の元にもなっています。価格は1万4800円です。
対応サムターンは、スイッチ式、円形、涙形、四角形と豊富。開発元のCANDY HOUSEが、3Dプリンターでアダプターを個別に作ってくれるサービスもあるので、スマートロックを導入しようと思っている人には心強いことでしょう。
鍵の種類はオーナー、マネージャー、ゲストの3種類。ゲストは99人まで設定できます。スマホを持たない人は既存の鍵を使うか、市販のNFCリーダーとSuicaカードの組み合わせで開けることができます。
動力となるのはリチウム電池2本。電池は約500日と長期間持ち、電池が切れそうになるとスマホへ通知してくれます。また、Amazonに通知して自動的にリチウム電池を注文するといったことも可能です。
ドア前でのアプリ操作以外に、手ぶら解錠、リモート操作、オートロックに対応。履歴も見られます。なお、セサミminiはBluetooth接続でスマホから操作できますが、遠隔地からインターネット経由で操作する場合は別売りのWi-Fiアクセスポイントが必要です。
デザインがクールな「Linough Ninja Lock」
「Linough Ninja Lock」は、つややかな樹脂仕上げのブラックボディーに蛍光グリーンのラインがクールな製品。特許取得済みの無段階可変構造のアタッチメントにより、さまざまなサムターンに対応しています。
取り付け方法は両面テープか強力磁石が選択でき、スチール製のドアならノリ跡などを気にしないで設置できるのがうれしいですね。
鍵の種類は全権限を持つオーナーと鍵の開閉のみできるゲストの2種類。種類は後から変更可能で、ゲスト向けには操作できる有効期限や曜日指定などを行えます。独自のID、電話番号などでの招待ができるため、長いメールアドレスの入力から解放されます。また、スマホを持たない人でも解錠できるようNFCリーダー付きキーパッドをオプションで用意。暗証番号や登録済Suicaカードで開けられます。
ドア前でのアプリ操作のほか、タイマー開閉、オートロック、タイマーオートロックが可能。動力は単3形乾電池4本で、切れそうになるとスマホへ通知されます。また、本体のLEDがオレンジ色に点滅して教えてくれます。Amazon.co.jpでは4万1800円で販売しています。
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