「OD缶のシングルバーナー」おすすめ16選【2021年最新版】キャンプに登山に活躍するアウトドア専用ギア
キャンプや登山で簡単に火を得る手段として人気の「シングルバーナー」。火力が強くて取り扱いも簡単なガスボンベ(ガスカートリッジ)を使うタイプが主流ですが、アウトドアに特化した「OD缶」を使う本格的なシングルバーナーにはさまざまなモデルが登場しています。OD缶を使うシングルバーナーのチェックポイントやおすすめ商品を紹介!
キャンプや登山で簡単に火を得る手段として人気の「シングルバーナー」。火力が強くて取り扱いも簡単なガスボンベ(ガスカートリッジ)を使うタイプが主流ですが、アウトドアに特化した「OD缶」を使う本格的なシングルバーナーにはさまざまなモデルが登場しています。
ここでは、OD缶を使うシングルバーナーのチェックポイントやおすすめ商品を紹介していきます。
OD缶のシングルバーナー:アウトドア専用の本格派「OD缶」
アウトドア用ガスバーナーで使われている液化ガス缶には、アウトドアに特化した「OD(OutDoor)缶」と、カセットコンロにも使われているカセットガスボンベ「CB(Cassette Gas Bombe)缶」の2種類があります。
OD缶はアウトドアでの使用を前提としたガスの配合になっており、気温が低い環境にも強く、寒冷地対応を強化した仕様のOD缶も用意されています。標準的なOD缶(230g)はコンパクトで、バーナーも小型軽量のものが多く、登山やツーリングなど荷物を減らしたい状況では便利。ガスランタンなどOD缶を使うアウトドアギアは多く登場しており、ガス缶を共用できるメリットがあります。OD缶のバーナーやランタンが醸し出すアウトドアらしい雰囲気も魅力的です。
OD缶用のシングルバーナーは、過酷な環境での使用を想定した火力の強さが特徴です。人気のソト(SOTO)のシングルバーナーで発熱量を比べると、直結タイプではCB缶用の「レギュレーターストーブ ST-310」が2.9kW(2500kcal/h)なのに対し、OD缶用の「マイクロレギュレーターストーブ SOD-300S」は3.3kW(2800kcal/h)となっています。普通のキャンプであっても、早くお湯が沸かせるなど、火力の強さはメリットになります。
CB缶と比較した場合、デメリットはランニングコスト。一般的なCB缶(250g)が実売250円前後(税込)で購入できるのに対し、OD缶(230g)は実売450円前後〜と、OD缶のほうが高い傾向にあります(OD缶自体は互換性がありますが、バーナーとOD缶は同じメーカーの製品を使うのが基本です)。
また、コンビニでも買えるCB缶に対し、OD缶はアウトドアショップなど限られた店舗でしか購入できません。飛行機で移動する場合、旅先で入手できるかどうか確認が必要です。
OD缶のシングルバーナー:直結タイプと分離タイプ
シングルバーナーは、大きく分けて「直結タイプ」と「分離(セパレート)タイプ」の2タイプがあります。
直結タイプ
OD缶とバーナー部を直結して使うタイプです。機構がシンプルで信頼性が高く、軽量・コンパクトなモデルが多いので、ソロキャンプやツーリング、登山・ハイキングなどに向いています。
一方、ゴトクの位置が高くなるため、大きめの鍋を使うのはやや不安。また、不整地では安定性を確保するのが難しい場合があります。
分離(セパレート)タイプ
OD缶とバーナー&ゴトクが別々になっており、ホースで接続されているタイプです。バーナー&ゴトクの安定性が高く、大きめの鍋や鉄板を使った料理を楽しみたい場合に便利。不整地でも安定させやすいという大きなメリットもあります。
ただ、直結タイプに比べると設置スペースがある程度必要になるほか、ややかさばる傾向にあります。
OD缶のシングルバーナー:おすすめモデルはコレ!
プリムス(PRIMUS) 153ウルトラバーナー P-153
アウトドア用ガスストーブを古くから手がけてきたスウェーデンのブランド「プリムス」(PRIMUS)。直結タイプの「153ウルトラバーナー」は、軽量コンパクトながら3600kcal/hという高火力と、安定性の高い4本ゴトクが特徴です。
プリムス(PRIMUS) 2243バーナー IP-2243PA
プリムスの伝統モデル「2243バーナー」は、出力3600kcal/hの直結タイプ。風に強いX字ゴトクが特徴です。
プリムス(PRIMUS) エッセンシャル トレイルストーブ P-TRS
エントリーからエキスパートまで、全ユーザーの「エッセンシャル」を目指したというシングルバーナー。直結タイプですが、重心を下げることで安定性を高めています。出力は2200kcal/h。
プリムス(PRIMUS) シングルバーナー ウルトラ・スパイダーストーブII P-155S
プリムスの分離タイプ。本体167gという軽量を実現しています。4本ゴトクは延長ゴトクを装備し、X字形とすることで風防効果を高めています。出力は3000kcal/h。
ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ SOD-300S
CB缶用バーナーも人気の「ソト」(SOTO、新富士バーナー)の直結タイプ。マイクロレギュレーターを搭載することで、氷点下(-5度)でも安定した火力を持続します。点火装置付きで73gという軽量さも特徴です。出力は2800kcal/h。
ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ ウインドマスター SOD-310
耐風性を高めたSOTOの直結タイプ。氷点下でも火力が安定するマイクロレギュレーターと合わせ、登山などで威力を発揮します。ゴトクが着脱式になっており、別売りの4本ゴトクを取り付ければ、少し大きめの鍋でも安定して使えます。出力は2800kcal/h。
ソト(SOTO) アミカス SOD-320
SOTOのベーシックな直結タイプ。点火装置付きで81gのコンパクトサイズ、2800kcal/hの出力など、コスパに優れたモデルです。
ソト(SOTO) マイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek(フュージョントレック) SOD-330
SOTOの分離タイプ。マイクロレギュレーターによる安定した火力、風に強いすり鉢形の火口のほか、不整地でも安定させやすい3本ゴトク兼スタンドが特徴。コンパクトに収納でき、登山などで頼もしいモデルです。出力は2800kcal/h。
スノーピーク(snow peak) ギガパワー マイクロマックス ウルトラライト GST-120R
人気アウトドアブランド「スノーピーク」(snow peak)の直結タイプ。2800kcal/hの高出力ながら、56gという超軽量が特徴です。収納もコンパクトで、サブとして携行しても邪魔になりません。3枚の板状ゴトクは風防も兼用。
スノーピーク(snow peak) ヤエンストーブ レギ GS-370
スノーピークの「ヤエンストーブ レギ」(出力2900kcal/h)は直結タイプと分離タイプのハイブリッド型。重心が低い上、OD缶をパイプで横に接続することでアウトリガーカヌーのように安定させることができ、不整地に強いのが特徴。スノーピークらしいアイデアを取り入れたモデルです。風防一体型の大型ゴトクが展開する「ヤエンストーブ ナギ GS-360」(出力2800kcal/h)もラインアップ。
イーピーアイガス(EPIgas) REVO-3700ストーブ S-1028
老舗ブランド「イーピーアイガス」(EPIgas)のフラッグシップモデル。新素材により微小な炎口を多数設けたバーナーヘッドにより、コンパクトながら3700kcal/hの高出力と耐風性を実現しています。日本製。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オーリック 小型ガスバーナーコンロ M-7900
「キャプテンスタッグ」(CAPTAIN STAG)のベーシックな直結タイプ。初心者でも手を出しやすいコスパが魅力です。出力は2700kcal/h。大きな鍋を使いたいなら「大型五徳ガスバーナーコンロ M-8809」(出力3000kcal/h)もチェック。
ジェットボイル(JETBOIL) ジップ
ブランド名の通り、熱効率の高さで迅速にお湯を沸かせる「ジェットボイル」(JETBOIL)。専用クッカー(0.8L)とバーナーのセットになっており、0.5Lの水が約2分30秒で沸騰するとしています。
ジェットボイル (JETBOIL) スタッシュ
JETBOILの最新モデル。約60gという超軽量バーナーは、他社製クッカーを使った湯沸かしや料理も可能になっています。スタッキングしやすいクッカーと合わせて合計200gというコンパクトなセットです。
OD缶用アクセサリ
直結タイプには、OD缶の底に取り付けるホルダーがあると安心です。OD缶用カバー/プロテクターもあれば、保温やクッカーの傷防止に役立ちます。
シングルバーナー 最新ランキング
ショッピングサイトではどんなシングルバーナーが人気なのでしょうか。以下のリンクからチェックしてみてください。
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