【キヤノン・ニコン】APS-C用「レンズ」おすすめ5選 広角から望遠まで、初めての一眼レフで1本買い足すなら【2022年4月版】
本格的な写真を撮影できる「一眼レフカメラ」。レンズを交換できるタイプのカメラは、付け替えるレンズによって撮影できる写真が変化する楽しさがあります。しかし、レンズには選ぶ際に注目すべきポイントがたくさんあるため、どのように選べばよいのかわからないこともありますよね。今回は、「APS-C」タイプの一眼レフカメラ向けに、標準のセットレンズ(キットレンズ)と組み合わせたいおすすめ製品を紹介します。
本格的な写真を撮影できる「一眼レフカメラ」。レンズを交換できるタイプのカメラは、付け替えるレンズによって撮影できる写真が変化する楽しさがあります。
しかし、レンズには選ぶ際に注目すべきポイントがたくさんあるため、どのように選べばよいのかわからないこともありますよね。今回は、「APS-C」タイプの一眼レフカメラ向けに、標準のセットレンズ(キットレンズ)と組み合わせたいおすすめ製品を紹介します。
レンズの規格で選ぶ
まずはお持ちのカメラに合ったマウント(規格)のレンズを探しましょう。
キヤノン(Canon)の「EF」「EF-S」「RF」「EF-M」マウント、ニコン(Nikon)の「FX」「DX」「CX」マウントなど、メーカー毎に専用のマウントがあります。また、上記のようにカメラのタイプやイメージセンサーによって同一メーカー内でも複数マウントがある場合もあるので、購入の際はよく確認しましょう。
焦点距離で選ぶ
レンズには「18mm」「50mm」「200mm」といった焦点距離があります。この数字が大きいほど望遠での撮影が可能で、数字が小さいほど写る範囲が広くなります。これを「画角が狭い」「画角が広い」と言います。
鳥など、遠くにいる被写体をアップで撮影したい場合は焦点距離の数字が大きいレンズが適しています。逆に景色をダイナミックに撮りたい場合は「10mm」「20mm」など、数字が小さいものを選ぶとよいでしょう。
焦点距離を調節できるタイプのレンズは「ズームレンズ」と呼ばれます。例えば、「35mm-150mm」のレンズであれば、35mmから150mmの間で焦点距離を調節できるということです。瞬発力が必要なシチュエーションでの撮影を予定している場合はまずはズームレンズがおすすめです。なお、焦点距離が単一のレンズは「単焦点レンズ」と言いますが、こちらは比較的安価でさまざまなレンズを集めやすいというメリットがあります。
明るさで選ぶ
レンズを選ぶ際にもう1つ重要なのがレンズの明るさを示す「F値(絞り値)」です。
このF値が小さいほど、取り込む光の量が多くなるため明るく写ります。また、ピントが合う範囲(被写界深度)が狭く、ぼけた写真が撮りやすいです。逆にF値が大きくなると暗くなりますが、ピントが合う範囲が広くなります。最大限に絞りを開いた数値を「開放F値」と呼びます。この値が小さいものであるほど選択できるF値の幅が大きくなり、撮影の表現が広がります。
F2.8以下はぼけが美しい写真を撮りたい場合や、あまり背景を映したくない場合におすすめです。スナップ写真にはF4程度、集合写真や風景写真などを撮るにはF8程度がよいでしょう。
おすすめのAPS-C用レンズはこちら!
ニコン「広角ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR DXフォーマット専用」
ニコンの「広角ズームレンズ AF-P DX NIKKOR 10-20mm f/4.5-5.6G VR」はDXフォーマット専用の広角ズームレンズで、本格的な広角撮影を気軽に楽しめます。
高速のオートフォーカス搭載、重さは約230gと扱いやすく、ニコンユーザーかつ風景写真を撮りたい方にはおすすめの製品です。ただし、一部使用できない機種があるため、購入前に対応機種をチェックしてみてください。販売価格は3万2000〜3万6000円前後です。
ニコン「高倍率ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR DXフォーマット専用」
ニコンの「高倍率ズームレンズ AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR」は広角から望遠まで、幅広いシチュエーションにこれ1本で対処できるズームレンズです。
画角ごとのレンズ交換が必要ない点がうれしいですね。結婚式や子どもの運動会など、撮り逃したくないイベントにおすすめです。重さは830gとやや重めです。販売価格は10万〜11万円前後です。
キヤノン「標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM APS-C対応」
キヤノンの「標準ズームレンズ EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」は18mmから135mmまでに対応したズームレンズ。広角から被写体をズームアップした写真まで、幅広く対応できます。
こちらの製品の特徴は、静止画、動画ともにオートフォーカス機能が強化されている点です。新フォーカス機構「STM(ステッピングモーター+リードスクリュー)」を採用し、快適にオートフォーカスできます。販売価格は6万7000〜7万5000円前後です。
キヤノン「超広角ズームレンズ EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM APS-C対応」
キヤノンの「超広角ズームレンズ EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM」は10mmから22mmという広角域に対応したズームレンズです。
「USM(Ultrasonic Motor)」を搭載しており、作動音が小さく、素早いピント合わせが可能。また、最短撮影距離が0.24mのため、被写体にレンズを寄せてクローズアップしつつ、背景も写しこむという表現も可能です。販売価格は5万2000〜8万3000円前後です。
キヤノン「望遠レンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS APS-C対応」
キヤノンの「望遠レンズ EF-S55-250mm F4-5.6 IS」は小型で使い勝手のよい望遠ズームレンズです。
手ブレ補正効果も優秀で、通常撮影と被写体の動きに合わせてカメラを動かす「流し撮り」をレンズが自動で判別し、適切な手ブレ補正を実施してくれます。望遠での撮影や、暗い場所での撮影にも適しています。販売価格は2万2000〜3万5000円前後です。
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