ビギナーにおすすめの「バイク用品」5選 バイクジャーナリストも愛用 ツーリング記録も残せるドラレコや、ワークマンのグローブも【2023年4月版】
春を告げるモーターサイクルショーが各地で開催され、いよいよ本格的なバイクシーズンがやってきました。二輪免許を取得した方、生産遅延により首を長くして納車日を待っていた方も多いことでしょう。
春を告げるモーターサイクルショーが各地で開催され、いよいよ本格的なバイクシーズンがやってきました。二輪免許を取得した方、生産遅延により首を長くして納車日を待っていた方も多いことでしょう。
昨今のバイク用品は、進化の著しいジャンルがある一方で、定番品と呼ばれるものが長く支持されているカテゴリーがあるなど、新旧の勢力が拮抗(きっこう)しています。前者についてはガジェット製品が多く、ドライブレコーダー(ドラレコ)やBluetooth(無線通信)接続のインカムなどが人気を集めています。
一方荷物を積載するためのバッグ類については、新興ブランドが次々と工夫を凝らした製品を投入するも、古くからの定番品の牙城を崩すには至らずという状況が続いています。
ここでは数多あるアイテムの中から、この春デビューするライダーにおすすめしたいバイク用品を紹介します。
大屋雄一
モーターサイクル&自転車ジャーナリスト。短大卒業後、好きが高じて二輪雑誌の編集プロダクションに就職し、6年の経験を積んだのちフリーランスへ。ニューモデルの試乗記事だけでもこれまでに1500本以上執筆し、現在進行形で増加中だ。また、中学〜工高時代はロードバイクにものめりこんでいたことから、10年前から自転車雑誌にも寄稿している。キャンプツーリングも古くからの趣味の一つであり、アウトドア系ギアにも明るい。
→著者のプロフィールと記事一覧
おすすめバイク用品:ツーリングの記録も残せる専用ドラレコ
ミオ マイビュー M760D
バイク用のドラレコでおすすめなのが、大手パーツメーカーのデイトナが取り扱っている、ミオの「マイビュー M760D」です。前後のカメラにはソニーのSTARVIS(スタービス)CMOSセンサーを搭載しており、トンネルの前後など明暗差が大きなシチュエーションでも色飛びや黒つぶれがほとんどありません。また画角は130度と広めなので、隣の車線までしっかりと録画することができます。
緊急時には、手元のコントロールスイッチでイベント録画機能を起動し、ファイルの上書きを防ぐことができます。またGPSを搭載しているので、事故地点が記録されるだけでなく、走行データそのものを映像とともに残すことができるのです。そのログは地図アプリ・Google マップ上に表示され、映像と合わせてYouTubeにアップロードできるというのも今どきの機能と言えるでしょう。
おすすめバイク用品:音楽やナビの音声案内もシェアできるインカム
サインハウス B+COM SB6XR
もともと2人乗りの際にコミュニケーションを取るために誕生したインターコム(インカム)。有線式だったものがBluetoothによる無線式となって以降、機能や性能が飛躍的に向上しました。
日本のバイク用品メーカー・サインハウスが販売するB+COM(ビーコム)の最上位モデル「SB6XR」は、3月に発売されたばかりの新製品。合計6人までの仲間と通話でき、お気に入りの音楽やナビの音声案内をシェアすることも可能です。また、仲間との距離が離れすぎて通信が切断されてしまっても、お互いが近付けば自動で復帰する機能も搭載。さらに、音声アシスタントサービスを起動させることもできるなど、インカムに求められる機能をほぼフル装備しています。
他社製品よりもやや値段設定は高めですが、バッテリー交換を含むアフターサービス体勢が充実していることや、音質が優れていること、安定した動作などがおすすめの理由です。
おすすめバイク用品:発売から20年以上、支持され続けるキング・オブ・シートバッグ
タナックス モトフィズ キャンピングシートバッグ2
「キャンプツーリングをやってみたいけれど、大量の荷物をどうやってバイクに積めばいいのか分からない」という悩みを持つライダーにおすすめなのが、モトフィズ(タナックス)のキャンピングシートバッグ2です。
発売されたのは20年以上も前のこと。細かなアップデートを繰り返しながら、今なお定番のシートバッグとして頂点に君臨しています。バッグの左右にあるマチを広げることで容量を59Lから75Lに増やせるほか、上面には食材などを入れるのに便利な大型収納袋も。マットなどの長尺物を括り付けるためのベルトや、取り外し可能なサイドポーチ、ドリンクホルダーなど、キャンプツーリングに求められる機能が全て盛り込まれているといっても過言ではありません。
アップデートの過程でどんどん頑丈になっており、通常の使い方で壊れたという話はほとんど聞きません。そして、使わないときは小さくたためるのもうれしいポイントです。コストパフォーマンスに優れた逸品と言えるでしょう。
おすすめバイク用品:エアの補充・空気圧のチェックをスマートにするエアポンプ
キジマ スマートエアポンプJP02
適切な時期に行うことが義務付けられている日常点検。中でも重要なのがタイヤの状態と空気圧のチェックですが、意外とおろそかにされがちです。
そこでおすすめしたいのが、キジマの「スマートエアポンプJP02」です。2000mAh、7.4Vのバッテリーを内蔵した電動式のエアポンプで、タッチパネルには空気圧が表示されます。任意の数値を入力してポンプを始動させると、その空気圧に達するまで自動でエアが充填されます。
作動音はそれなりに大きめですが、フロアポンプで入れるよりもはるかに楽ですし、コンパクトなので携行するのも苦になりません。米・英・仏式の各バルブに対応するほか、浮き輪やサッカーボールなどに空気を入れるためのアダプターも同梱されているので、活躍するシーンが多いというのもポイントでしょう。
おすすめバイク用品:通気性とフィット感に優れたコスパ抜群のメッシュグローブ
wmb・エアーメッシュプロテクショングローブ
最後に、ワークマンのオリジナルブランド・wmbのメッシュグローブを紹介しましょう。
これからの暑い時期に活躍するのがメッシュグローブです。wmbの「エアーメッシュプロテクショングローブ」は、大部分が通気性の良いメッシュ地で、擦れやすい手のひらの当てや親指の先に丈夫な山羊革を使用。甲部には塩化ビニル樹脂製のプロテクターが設けられており、転倒などのアクシデント時のダメージを軽減します。
独自の立体裁断によりフィット感が高く、スロットルやレバー、スイッチ類の操作もスムーズに行えます。カラーはブラックとホワイトの2種類で、どんなコーディネートとも合わせやすくなっています。
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