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コラム

【自作でWindows 11対策】「自作PCパーツ」もし買うなら……「SSD」編【2025年11月版】(1/2 ページ)

Windows 11が動作するPCを自作するなら……ライターが選んだパーツを紹介します。今回は「SSD」編。

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 Windows10のサポート終了の時が来てしまいました。筆者が仕事でも趣味でも使用しているPCは現行OSである「Windows 11」のサポート外となってしまい、対策は喫緊の課題です。Windows11対応のPCを新たに購入するのが一般的ですが、せっかくですから現在でも使用できるパーツを流用しながら、久々に自作PCに挑戦したいと思います。

 今回はWindows 11が動作するPCを自作・再構築するにあたって、切迫した状況にある筆者自身が、どのような理由で、どのようなパーツを選んだのか、候補にあがったパーツの中から「SSD」について紹介します。

森坂光郎

森坂光郎

古の「ケータイ雑誌ライター」。フィーチャーフォン時代の終焉とともに、守備範囲をIT・ガジェット・パソコン・AV家電など広範囲に拡大。趣味はゲームとアニメ・仮面ライダー・アメコミ映画などの鑑賞。好きな音楽はクラシックロックとネオアコ。

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現状よりも大容量のSSDを狙いたい

 前回は「主記憶装置」であるメモリ選びをしましたが、今回は「補助記憶装置」のストレージを選んでいきます。ストレージは、OS本体やアプリなどのプログラムや、画像・動画・音楽などのデータを保存しておくパーツです。

 かつては長らく、HDD(ハードディスクドライブ)がメインのストレージとして使われていましたが、現在の主流はSSD(ソリッドステートドライブ)となっています。筆者の現環境も、2016年のものですが、すでにSSDが起動ドライブとなっていました。

 SSDのインタフェースにはいくつかの種類があります。現在は「M.2(エムドットツー)NVMe」が主流になっていますので、今回は迷わずこちらを選ぼうと思います。なお、筆者の現環境ではSATA接続ですので、緊急用の起動ドライブとして、新PCに接続したまま、しばし温存しておこうと思います。

 容量はできれば2TBあたりを狙いたいところ。現環境の起動ドライブのSSDは512GBで、アプリケーションはSATA接続の内蔵HDDにインストールしていますが、これをまとめて1つのドライブに集約し、HDDに保存するのはデータのみにしたいと考えています。最低でも1TBは確保したいですね。

とりあえず「Amazonおすすめ」を確認

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Acer Predator GM6(出典:Amazon

 AmazonでM.2 NVMeのSSDをざっと見てみると、安価なものであれば1TBで1万円以内のものも見当たりますが、筆者の求める2TBのものは1万5000〜2万円程度がボリュームゾーンのようです。

 よく見ていくと、PCI Express 4.0(Gen4)が多く、高価なモデルはほとんどが最新リビジョンであるPCI Express 5.0(Gen5)のもののようです。ここは最上位の高価なものは筆者には分不相応と判断し、Gen4のモデルを選ぼうと思います。

 Gen4の2TBモデルを探していると、メモリの時と同じように、セール品を見つけてしまいました。それがAcerの「Predator GM6」の2TBモデルですぐに購入を決定、1万5291円(税込、以下同)で購入できました。その後は1万8000円程度まで上昇。メモリほどの高騰は起きておらず、現在(2025年11月21日)は約1万6000円程度になっていますが、またしてもセールの恩恵にあやかった感じです。

 Acerは台湾のパソコンや関連機器メーカーで、筆者もディスプレイなどを長く使用した経験があり、安心できるブランドのイメージがあります。メモリとSSDを、同じAcerのPredatorブランドでそろえる形となりました。

 ちなみに他の容量については、1TBが約1万円、4TBが約4万2000円となっています(11月21日現在)。1TBでは心もとないですし、4TBはデータまで保存できそうですが、高価ですし、SSD初期化からのクリーンインストールのことを考えるとデータの退避が面倒です。筆者のニーズに合致した2TBのモデルをセールで購入できたのはラッキーでした。

国内ブランドにこだわるならキオクシア

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キオクシア EXCERIA PLUS G4(出典:Amazon

 早々に決めて購入してしまいましたが、今後のためにもう少し調査を兼ねてSSD製品を見ていくことにします。特に国内ブランドである「KIOXIA(キオクシア)」の製品もありますので、チェックしておきたいところです。

 メインメモリに使用されるDRAMは、現在国内ブランドが存在せず、米Micronの子会社であるマイクロンメモリジャパンが広島で製造しているなどにとどまります。一方、SSDはNAND型フラッシュメモリを使用した製品で、国産のフラッシュメモリを使用したSSDを展開しているのがキオクシアです。

 「KIOXIA EXCERIA PLUS G4」は、PCI Express5.0規格に準拠したモデルで、読み込み10000MB/s、書き込み7900MB/sの速度を実現。キオクシアの独自技術を採用した国産BiCS FLASHメモリを搭載し、安心の長期5年保証に対応しています。

 チェック時のAmazonでの価格は2TBモデルが2万6980円、1TBモデルが1万5880円。Gen5のSSDとしてはそれほど高い価格ではないので、購入済みの上記のAcerのSSDが故障した場合や、ストレージ増設の必要性が生じた場合などには、候補として覚えておきたいと思います。

 ちなみに11月21日現在、ブラックフライデー先行セール価格としてそれぞれ2TBモデルが2万2930円、1TBモデルが1万3490円に値下げされています。

データ保存用にSATA接続のものもチェック

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Western Digital WD Blue SA510 SATA SSD(出典:Amazon

 Windowsの起動用ストレージとして、2TBのSSDは確保しました。データ保存用のストレージには、現在使用している数台のHDDをそのまま流用しますが、こちらも空き領域がかなり少なくなってしまっており、増設も考えたいところです。

 大量の大きいファイルを保存するならやはり4TBクラス以上が欲しいところですが、4TBクラスではHDDが1万円台であるのに対して、SSDは3万円以上ですから、よほど頻繁に動画編集をするのでもない限りは、高いハードルを感じます。

 一方、頻繁に編集したい大きなファイルを一時的に保管する用途であれば、1TBや2TBのSSDを使うのは現実的かもしれません。そのような用途では、2台目のSSDとしてSATAモデルも候補に挙がってきます。

 筆者の現環境では、起動ドライブはWestern Digitalの500GBのSSD「WDS500G2B0A」です。こちらは購入時から何度か初期化しましたが、1度もクラッシュすることなく10年近く使用しており、Western Digitalに対しては良いブランドイメージを持っています。そこで作業用SSDとして目を付けたのが「WD Blue SA510 SATA SSD」です。

 Amazonでの価格は1TBが1万2000円台、2TBが2万2000円台(11月21日現在)。2TBモデルの最大読み取り転送速度は560MB/sですので、M.2接続のものと比較すると見劣りしますが、HDDの平均的な読み込み速度は100〜200MB/sとされていますので、大きなファイルを何度も読み書きするには、SATAであってもSSDが便利そうです。SATAしか増設の手段がない場合には、選択肢として覚えておきます。

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