SNMPエージェントを動かしてみる
ucd-snmpをインストールすると,さまざまなファイルがインストールされる。そしてそれらの多くの設定ファイルは,/usr/local/share/snmpディレクトリに置かれ,実行ファイルは/usr/local/sbinディレクトリや/usr/local/binディレクトリに置かれる。
ucd-snmpをインストールすると,さまざまなファイルがインストールされる。そしてそれらの多くの設定ファイルは,/usr/local/share/snmpディレクトリに置かれ,実行ファイルは/usr/local/sbinディレクトリや/usr/local/binディレクトリに置かれる。
ucd-snmpに含まれるファイルのうち,SNMPエージェントを構成するのは,snmpdとその設定ファイルであるsnmpd.confファイルだ。そのため,snmpd.confファイルを正しく設定し,snmpdを動作させれば,LinuxマシンがSNMPエージェントとして機能する――つまりほかのマシンからSNMPマネージャを使って管理できる――ようになる。
snmpd.confファイルは,デフォルトでは用意されていない。そこで管理者が自ら,/usr/local/share/snmpディレクトリにsnmpd.confファイルを作らなければならない。
snmpd.confファイルの雛形が,ucd-snmp-4.2.1.tar.gzを展開したときに作成されるディレクトリ(ucd-snmp-4.2.1ディレクトリ)にEXAMPLE.confというファイル名で含まれている。そこで,これを/usr/local/share/snmpディレクトリにsnmpd.confという名前でコピーし,それを編集するとよい。
$ su Password: rootユーザーのパスワードを入力する # cp EXAMPLE.conf /usr/local/share/snmp/snmpd.conf # exit |
ここでコピーした/usr/local/share/snmp/snmpd.confファイルをviなどのエディタを使って開き,編集する。以下,snmpd.confファイルに必要な設定項目を説明する。
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