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Murasakiの設定と起動
 Murasakiを利用するためには,次のような注意点がある。カーネル構築オプション設定にて,[General Setpup --->]内の[Support for hot-pluggable devices]を有効にしておかなければならない。標準では有効になっているはずだが,念のため確認しておきたい(Fig.17)。

Fig.17■General Serupメニュー
fig17


Support for hot-pluggable devicesを有効にすると,PCカードのデーモンであるpcmcia-csと競合するため,pcmcia-csを最新のものにアップデートする必要があるかもしれない。詳細は,別稿「カーネル2.4アップグレードガイド」を参照にしてほしい。

 Murasakiのインストール後に話を戻そう。インストールをすると,次のようなファイルが展開される。

/sbinディレクトリには

  • hotplug_murasaki
  • murasaki.netmurasaki.pci
  • murasaki.usb
  •  これらはLinuxのホットプラグ機能によって実行される。

    /etc/murasakiディレクトリ

     各種設定ファイルが配置される。設定ファイルは多数あるが,USBのプラグ&プレイを実現する際に重要なのは

  • murasaki.usbmap
  • murasaki.depend
  • murasaki.call
  • murasaki.preload
  • だ。また,このディレクトリにはモジュールリストを自動生成するauto_setupコマンドも含まれている。

  • /etc/rc.d/init.d

     Linuxが起動したときに自動的にMurasakiを実行するための起動スクリプトであるmurasakiというファイルが含まれる。

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