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COLUMN:Murasakiをカスタマイズする

 Murasakiは,幾つかの設定をカスタマイズすることができる。基本的には標準の/etc/murasaki/murasaki.usbmapファイルでほとんどのUSBデバイスが認識できるが,場合によっては認識できないこともある。その場合には,自らmurasaki.usbmapファイルを用意する必要があるのだ。

 murasaki.usbmapファイルの構造は,基本的には「読み込むべきモジュール名」と「USBデバイスIDやベンダーID、クラスIDなどの組み合わせとなっている。これはやや複雑な構造のため,ここでは説明しない。クラスIDやベンダーIDは,Linux USB Projectからのリンクで参照できるため,詳細はそちらを参照してほしい。

 なおモジュールに依存関係がある場合には,murasaki.dependファイルに記述することになっている。

 比較的簡単なカスタマイズは,モジュールが読み込まれた際に実行コマンドを指定できるmurasaki.callファイルの編集だ。

 murasaki.callファイル内は,次の書式で記述する。

モジュール名: 実行ファイル名実行ファイル名

 この設定を利用すれば,たとえばUSBハードディスクを装着したときに自動的にマウントするようにしたり,USBデバイスが装着された時には,デバイスの初期設定をすることが可能になる。


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