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必要なファイルをダウンロードしよう

 次に,必要なファイルの所在などを確認していこう。

「カーネル」ソースファイルの入手

 Linuxカーネルのソースファイルは,http://www.kernel.org/,または,http://ftp.kernel.org/から入手できる。

 ただし,日本国内のミラーサイトはそれぞれ,http://www.jp.kernel.org/ftp://ftp.jp.kernel.org/に用意されているため,できる限り国内サイトからダウンロードすることをおすすめする。

 それでは,kernel.orgのサイト(httpサイトでもftpサイトでもどちらでもよい)に接続しカーネルのソースファイルをダウンロードしよう。

 カーネル2.4のソースファイルは,kernel.orgサイト内の/pub/linux/kernel/v2.4/ディレクトリ下に収録されている。2月上旬現在は,「linux-2.4.1.tar.gz」ファイルが最新として用意されている。しかし,今後はマイナーバージョンアップが数か月ごとにアップされるだろう。その場合には,ファイル名がlinux-2.4.2.tar.gz…,などと最後の数値が1つ大きなものとなる。このため,ここで紹介するlinux-2.4.1.tar.gzファイルに固執する必要はない。常に最新のものを手に入れてアップデートをしよう。

One Point!

linux-2.4.2.tar.gzやlinux-2.4.3.tar.gzなど新しいマイナーバージョンが登場した際には,カーネルの環境設定オプションが幾つか追加されることも考えられる(環境設定オプションについては後述)。本稿執筆時点にはlinux-2.4.1.tar.gzしか存在しないため,今後登場する新しいマイナーバージョンでどのようなオプションが追加されるのかについては予想することができない。よって,新しいオプションが追加された際に,その意味については,各自で判断してほしい。


One Point!

linux-2.4.1.tar.bz2も同様にカーネル2.4のソースファイルだ。linux-2.4.1.tar.gzとは圧縮されている方式が違うだけであり,中身は変わらない。.gzファイルはgzipコマンドを使って圧縮されたもの,.bz2ファイルはbzip2コマンドを使って圧縮されたものだ。ここでは,.gz形式のファイルをダウンロードして利用する方法を解説するが,.bz2ファイルをダウンロードしてもかまわない。bzip2コマンドのほうがgzipコマンドよりも高圧縮であるため(つまり.bz2ファイルのほうがファイルサイズが小さくなる),bz2ファイルをダウンロードしたほうがダウンロードに必要な時間が短くて済む。ただし,ファイルを解凍するためには,bunzip2コマンド(またはbzip2コマンド)を使用する必要があって,ここで示す手順とは若干扱いが異なる。bunzip2コマンドについての解説は割愛する。

 ここではLinux上から,ftpコマンドを使ってソースファイルlinux-2.4.1.tar.gzを取得する方法も紹介する(List 1)。ftpコマンドを利用する以外にも,Windows上で適当なftpクライアントを利用してダウンロードしてもかまわない。ダウンロード後にLinux上へコピーすればよいだけだ。

 ダウンロードしたファイルは,自分のホームディレクトリ(たとえば,ユーザーosawaであれば/home/osawaなど)の下に適当なディレクトリを作って配置するのが一般的だ。カーネルのソースファイルはシステムで使われるものなので,/rootの下に置くのではと思われるかもしれないが,そうではない。またカーネルのソースファイルは,rootユーザーではなく,一般ユーザーとしてダウンロードする。


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