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環境の保存と読み込み

 make menuconfigで設定した環境情報は,最上位階層に表示されている[Save Configuration to an Alternate File]を選択すると,ファイルとして保存することができる。[Save Configuration to an Alternate File]を選択すると,Fig.42のように保存する環境設定ファイル名の入力を問われるので,適当なファイル名を入力すればよい。すると,現在の設定が指定したファイルに書き込まれる。保存を中止する場合には,ファイル名の入力欄を空欄にしたまま[Ok]を選択すればよい。

Fig.42■Save Configuration to an Alternate File

fig42

 保存した環境設定ファイルは,最上位階層に用意されている[Load an Alternate Configuration File]を選択すると,読み込むことができる。[Load an Alternate Configuration File]を選択すると,Fig.43のように読み込みたい環境設定ファイル名の入力を促されるので,適当なファイル名を入力する。すると,そのファイルを保存した時点での設定が読み込まれる。読み込みを中止する場合には,ファイル名の入力欄を空欄にしたまま[Ok]を選択すればよい。

Fig.43■Load an Alternate Configuration File

fig43

 なお,設定した環境は[Save Configuration to an Alternate File]を選択して保存しなくても,前述したFig.41の画面で[Yes]を選択すれば,カーネルに反映される。このため,あえて[Save Configuration to an Alternate File]を選択して保存しておく必要はない。しかし,保存した設定をあとで読み込んで利用する場合や,別のコンピュータにコピーして再利用したい時などには便利な機能だろう。


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