C++ユーザーのためのCOM+への誘い

 本連載では,Visual C++のユーザーを対象に,COM,およびWindows 2000で搭載される予定のCOM+1.0の仕組みを解説する。COMおよびCOM+がどのような仕組みで動作しているのかを知ることは,COMおよびCOM+のアプリケーションを開発するためには重要なことである。COMおよびCOM+の仕組みを理解するには,C++の言語仕様を理解する必要がある。なぜなら,COMおよびCOM+には,C++の言語仕様を活用して実装されている部分があるからである。C++の知識を持つ読者は,ぜひ本連載を一読し,COMおよびCOM+に対する理解を深めていただきたい。

 なお,Visual Basicを利用していない読者も,本連載と併せて大澤文孝氏の記事を併読していただきたい。COMおよびCOM+の概念や各種ソフトウェアの設定方法などについては,こちらで詳しく解説されている。

icon はじめに
この連載の概要の説明(1999/12/8)
田中正造

icon Chapter 1 オブジェクト指向から見たCOM+
C++によるオブジェクト指向プログラミングとCOMの遍歴(1999/12/8)
田中正造

icon Chapter 2 COMアーキテクチャの概要
COMアーキテクチャに従ったC++アプリケーションの実装(1999/12/20)
田中正造

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