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> Windows 2000 Professional インストール攻略
(2)セットアップウィザードの起動
WINNT32.EXEを起動すると,Fig.3のようなセットアップウィザードが表示される。この画面で,Windows 2000 Professionalをアップグレードインストール(上書きインストール)するか新規インストールするかを選択する。
Fig.3 セットアップウィザードの開始
既存のオペレーティングシステムを上書きしてWindows 2000 Professionalにアップグレードインストールする場合には[Windows 2000にアップグレードする]を,既存のオペレーティングシステムとは別に新規インストールする場合には[Windows 2000を新規インストールする]を,それぞれチェックして[次へ]ボタンを押す。
[Windows 2000にアップグレードする]を選択した場合には,既存オペレーティングシステムの設定内容の一部をWindows 2000 Professionalへと継承できる。たとえば,ユーザーやアプリケーションの情報などをWindows 2000環境に引き継ぎたいのならば,この選択肢を選ぶことになる。
しかし,Windows 2000 Professionalにアップグレードすると,既存のオペレーティングシステムが上書きされるため,当然ながら,そのオペレーティングシステムは二度と利用できなくなる。また,Windows 2000での動作が確認されていないソフトウェアをWindows 2000環境に含むことになるため,トラブルが生じるおそれが高くなる。
これに対して,[Windows 2000を新規インストールする]を選択して既存のオペレーティングシステムとは別途インストールすれば,既存のオペレーティングシステムとWindows 2000 Professionalを共存させることができる。この場合,既存のオペレーティングシステムの設定内容を引き継ぐことはできないものの,Windows 2000 Professionalをインストールしたあとも,必要に応じて既存のオペレーティングシステムで起動することができる。ただし,既述したとおり,デュアルブート構成にする場合は,ファイルシステムの選択に十分注意しなければならない。下手をすると,既存のオペレーティングシステムが二度と利用できなくなることもある。
どちらを選択するのがよいかは一概にいえないので,用途に応じて適切なほうを選択してもらいたい。なお,デフォルトでは[Windows 2000にアップグレードする]が選択されている。
なお,ここで[Windows 2000にアップグレードする]を選択した場合には,設定項目は格段に減少する。Windows NT 4.0に至っては,ボタンを3回クリックするだけでアップグレードインストールが完了するほどである。本稿中では[Windows 2000を新規インストールする]を選択したものとして解説を進めるが,[Windows 2000にアップグレードする]を選択した場合については別途コラムとして解説するので,そちらを参照してほしい。
(3)ライセンス契約の同意
次に,[ライセンス契約]画面が表示される(Fig.4)。Windows 2000をインストールするときには,ライセンス契約への同意が必要となる。同意するときにはライセンス内容を読み,[同意します]をチェックしてから[次へ]ボタンを押す。
Fig.4 ライセンス契約
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