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head1.gif 6.3 リモートサーバーの管理

 ターミナルサービスをリモート管理モードで稼働させておくと,遠隔地にあるPCから,そのサーバーを集中管理できるようになる。たとえば,Windows 2000 Serverの[パフォーマンス]管理ツールを利用して,ターミナルサーバーのプロセッサの使用状況,メモリの割り当て状況,ページメモリの使用状況,ユーザーごとのセッション接続時間などを監視することができる。

 Active Directoryドメインのメンバサーバーにターミナルサービスを導入している場合,ターミナルサーバー自身をリモート管理することもできるし,ターミナルサーバーに接続しているクライアントセッションを管理することもできる。ターミナルサーバーをリモート管理する場合は,[ターミナルサービスクライアント]を利用してターミナルサーバーと接続し,直接ターミナルサーバー上の管理ツールを実行すればよい。これに対して,ターミナルサーバーに接続しているセッションを管理するには,ターミナルサーバー上の[ターミナルサービスマネージャ]管理ツールを使用する。

head2.gif 6.3.1 [ターミナルサービスクライアント]の利用
 [ターミナルサービスクライアント]を実行すると,ターミナルサーバー上の管理ツールを利用できるようになる。たとえば,[パフォーマン]管理ツールを起動し,ターミナルサーバーの性能を監視することもできる。Fig.6-8は,ターミナルサーバーのプロセッサ関連のカウンタをモニタリングしているところである。

Fig.6-8 ターミナルサーバーのパフォーマンスをモニタリングしているところ(クリックで拡大可能)
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