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head1.gif 6.5 管理ツールによるリモート管理

 リモート管理するときだけに限らず,管理ツールの使い勝手は管理効率に大きな影響を与える。Windows 2000では,GUIの管理ツールは「Microsoft管理コンソール(MMC)」に統合されているほか,さまざまなコマンドラインベースの管理ユーティリティも用意されている。このため,管理ツールをカスタマイズして利用したり,UNIXなどの異種オペレーティングシステムからTelnetでログインしてコマンドライン管理ユーティリティで管理したりすることができる。

head2.gif 6.5.1 管理ツールのカスタマイズ
 システム管理者またはリモート管理の担当者が日常的に利用する管理ツールは,ある程度決まっている。Windows 2000の統一管理ツールに採用されている「Microsoft管理コンソール(MMC)」を使用すると,必要なスナップインと処理内容を1つの管理ツール内に配置することができる。

Fig.6-17 カスタマイズした管理ツール(クリックで拡大可能)
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 管理者は,独自にカスタマイズした管理ツールを利用して管理作業を実行する権限を,特定のユーザーに委任することもできる。また,WSH(Windows Script Host)を使用してショートカットを作成したり,ネットワークサーバーへの接続と切断を自動化したりすることも可能である。

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