Exchange 2000徹底解剖
開発環境としてのExchange 2000 Server

OLE DB Provider for Internet Publishing

 Windows 2000,Office 2000,Internet Explorer 5.0には,MSDAIPP.DSOというOLE DBプロバイダがインストールされている。このOLE DBプロバイダは「OLE DB Provider for Internet Publishing」と呼ばれている。OLE DB Provider for Internet Publishingを利用すると,WebDAVを使ってWebサーバー上のファイルを作成,取得,コピー,削除できる。

 具体的な手順は,List 12と大差ない。ADO 2.5でサポートされたADODB.StreamオブジェクトとADODB.Recordオブジェクトを使ってWebDAVをサポートするWebサーバーに接続し,ファイルを読み書きする形式となる。ただし,Providerプロパティには“MSDAIPP.DSO”を,URLには“URL=開きたいURL”を指定する。

 OLE DB Provider for Internet Publishingの動作に,Exchange 2000 Serverは必要ない。つまり,Exchange 2000 Serverがインストールされていない環境でも,ADOコンポーネントを使ってWebDAVに対応したWebサーバー上のファイルを操作できるのである。

 ただし,OLE DB Provider for Internet Publishingは,Exchange 2000 Serverで拡張されているSEARCHメソッドには対応していない。よって,Web Storage Systemに対する検索操作はできない。ADOコンポーネントを使ってWeb Storage Systemを検索するためには,MSDAIPP.DSOプロバイダではなくExOLEDBプロバイダを使う必要がある。

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