インターネットアプリケーション時代の企業ネットワーク再設計
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アプリケーション形態の変革と物理ネットワークの再設計
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IPv6対応の製品が出揃い,評価も安定したところで,インターネット自体がIPv6を前提としたものへと移行してゆくことになるだろう。時期は2002年頃という見方が支配的なようであるが,IT関連の予想は前倒しに裏切られることが多いため,2001年にはインターネットのIPv6化が大きく進展する可能性もある。
インターネットがIPv6を前提とするようになると,企業ネットワークは,インターネットとの接線を中心に次のような影響を受けることになる。
- 1)ファイアウォールのIPv6対応
- インターネットに面したファイアウォール(含むプロキシーサーバー)をIPv6に対応させなければならない。ファイアウォールのインターネットインターフェイスを128ビット化(デュアルスタック化)するとともに,インターネット上に存在するIPv6ホストからDMZ(DeMilitarized Zone:緩衝地帯)上に存在するIPv4サーバーに送信された参照要求などを処理できるように拡張する必要がある。
- 2)DNSのIPv6対応
- インターネット向けのDNSサーバーをIPv6に対応させなければならない。DNSサーバーのインターネットインターフェイスを128ビット化(デュアルスタック化)するとともに,管理するアドレス情報も二重化(IPv4の32ビットアドレス+IPv6の128ビットアドレス)する必要がある。
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