インターネットアプリケーション時代の企業ネットワーク再設計
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いまさら聞けない！？ネットワーク機器再入門
スパニングツリーとは，ループ構成となったネットワークで不要なポートをブロックすることにより，構成を自動的に最適化する機能である。
Fig.2-14 スパニングツリーによるネットワーク最適化
ネットワーク障害が発生したときに，ネットワークの経路を自動的に切り替え，ネットワークを復旧させる機能を併せ持つ。
Fig.2-15 スパニングツリーによるネットワークの自動復旧
デュアルホーミングは，障害発生時にネットワークを復旧する機能であり，その点においてはスパニングツリーと同様の機能を提供する。スパニングツリーがSTP（Spanning Tree Protocol）を使用してネットワークを復旧するのに対して，デュアルホーミングは物理層で復旧するため，復旧までの時間が短くてすむ。
ポートトランキングとは，複数のケーブルを論理的な1本のケーブルにまとめる機能である。たとえば，200Mbpsの通信速度を持つFull-Duplexの100BASE-TXを4本使用することで，200Mbps×4＝800Mbpsの通信速度を確保することができる。さらに，1つのリンクに障害が発生した場合でも，残り3本のケーブルで通信は続行されるため，耐障害性も向上する。
ACL（Access Control List）は，送信元または宛先のIPアドレスや，TCPのポート番号によって，パケットのアクセス制御（禁止または許可）を実現する機能である。特定サーバーに対するアクセスを特定クライアントからしか許さないなど，ネットワークプロトコルベースでセキュリティを実装することが可能となる。
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