番外編 |
これからXPに乗り換える人へ知っておいてほしいこと |
最後に、Windows XPのパッケージや、XP搭載パソコンを購入して、いざ本格的に移行しよう! という人に知っておいてほしいポイントをまとめておこう。 |
XPにバージョンアップする際の注意点
便利で楽しい機能が満載のXP。パッケージを購入して、既存のパソコンをバージョンアップさせることもできるが、事前にチェックしておきたいポイントがある。
まずは、自分のパソコンのスペック。Windows XPは98/Meと比べ、最新の機能がふんだんに盛り込まれている分、必要とされるマシンの能力も高くなった。とくに注意したいのがメモリ。256Mバイト以上搭載していないと、インストールはできても、その後快適に使っていくのは難しいだろう(本誌71ページ参照)。また、必要とされる動作環境をクリアしていても、ドライバのアップグレードなどが必要になる場合もある。
また、パソコンへのXPの導入が成功しても、以前から使っている周辺機器やソフトが正常に動作しない、ということがある。あらかじめ、手持ちの周辺機器やソフトのXPへの対応状況を、ホームページなどで調べておこう。
ここ2〜3年の間に発売されたパソコンや周辺機器、ソフトであれば、XPに対応させるための新しいドライバやパッチがメーカーのサイトからダウンロードできる場合も多いので、確認しておく。
ちなみにパッケージは、Windows 98/Meユーザーなら、Home Editionのアップグレード版を利用するといいだろう。
パソコンや周辺機器、ソフトの動作環境を確認するにはまず、マイクロソフトのサイトへ。動作確認済みの製品を、メーカー名などで検索することも可能
初心者なら、現在使っている98/MeにXPを上書きする「アップグレードインストール」というやり方がオススメ。基本的に、自分で作成したデータやインストールしたソフトなどが引き継がれるので、そのまま使用できる。ただし、OSのインストールにはトラブルが付き物。必要なデータがなくなってからでは遅いので、作業を行う前に、重要なデータだけでも保存しておこう(次ページ参照)。また、インストール前に、ごみ箱などにある不要なファイルを削除しておくとよい。
準備ができたら、パソコンの起動中に、Windows XPのCD-ROMを挿入。すると、左のような画面が現れる
まずは、1で互換性をチェック。インストールの前に、接続中の周辺機器やソフトで、トラブルを引き起こす可能性があるものをピックアップしてくれる
問題がある場合は、左のような画面になる。周辺機器ならそれを取り外し、ソフトならばアンインストールしておく
2の「Windows XPをインストールする」をクリックすると、インストールのやり方を選ぶ画面になる。画面の指示に従い、作業を進めよう
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