自分のホームページに企業やお店へのリンクを張り、それをクリックした人の行動に応じて報酬が得られる。Part.4では、バナー広告より効果的とされるアフィリエイトを、関連情報サイトの運営者、和田亜希子さんが解説する。
個人でホームページを持つことは、もはや珍しいことではない。中には独自ドメインを取得し、日々大量のアクセスを集めるツワモノもいる。そんなホームページ作者の間で話題となっているのが「アフィリエイト」だ。
もともとアフィリエイトは“提携する”という意味で、アフィリエイトサービスを提供している業者と提携した企業が広告主となっている*。自分のホームページには、企業のバナー広告のほか、商品の写真も貼れる。あとはホームページの訪問者がそれをクリックして企業のサイトを訪れ、さらに商品購入や会員登録などのアクションをとると、ホームページの作者は一定のコミッション(報酬)がもらえるという仕組みだ。
従来のバナー広告だと、1クリックあたりの報酬が少なく、ホームページにある程度のアクセス数がないと収入は見込めなかった。しかしアフィリエイトは、商品購入といったアクションによる成果報酬方式だ。自分のホームページに企業や商品の魅力を伝える紹介文を載せたり、商品の画像をたくさん貼ってショッピングサイトのようにデザインすれば、高額収入への道も開ける。
*Amazon.co.jpのように、独自にアフィリエイトのシステムを運営している企業もある
■主なアフィリエイトサービス
初めての人は、まず上の表にあげたようなアフィリエイトサービスに登録してみるといい。さまざまなジャンルの企業がアフィリエイトサービスと提携しているので、商品・サービスの内容や報酬条件などを見て「これだ!」と思うものがあれば、サイト上で申請のボタンをクリックする。企業側が申請を承認してくれれば、次のステップはリンクの作成だ。バナー画像も、横長の標準サイズから小さなボタンまでデザインはいろいろ。アフィリエイトサービスによっては、企業の商品を選び、その画像を自分のホームページに貼ることもできる。ホームページの訪問者が画像をクリックすると、その商品の詳細情報ページやオンライン注文のページが表示されるので、購入などのアクションにつながりやすくなる。
気になる成果は、アフィリエイトサービスのサイトにある会員専用ページで確認できる。クリック数なども表示されるので、運用の参考になるはずだ。
アフィリエイトサービスのサイトで会員登録・ログインすると、カテゴリ別に多数の企業が選べて、アフィリエイトを申請できる(画面はLinkShareのページ)
バナー広告や商品画像リンクのHTMLタグなどが表示される。あとは、これらを自分のホームページに貼り付ければよい
報酬額などをサイト上で確認できる。まめにチェックして、アフィリエイトの運用に役立てよう
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