ITmedia
Today on ITmedia 2004年09月13日 19時55分
Home News Enterprise AnchorDesk Mobile PCUPdate LifeStyle Games Shopping Jobs
Security | Developer | Case Study | Survey | IT Premium | Mail Magazine | ケータイ・サービス
用語辞典 | ソフトバンクの出版物 | Site Map | Ranking » Top30
表紙

Click Here!
高速インターネット入門
14万人のインターネット大調査
WEB OF THE YEAR 2002
ホームページ作成講座

Yahoo! Internet Guide 2002年5月号 2002年4月23日(火)
高速インターネット入門

圧倒的な普及台数を背景に
ついにPS2がインターネットへ

“iモード一人勝ち”の方程式がゲーム機の世界でも再現されるのだろうか……。プレイステーション2(以下PS2)は、ソニー・コンピュータエンタテインメント(以下SCEI)が販売している、いわずと知れた超人気家庭用ゲーム機だ。1月末の時点で国内895万台*1(北米と欧州を含めると2633万台)を出荷している。全国の総世帯数が約4700万なので、単純計算で約20%の世帯普及率を誇る国民的ゲーム機といえる。このPS2がブロードバンドネットワークという新たな武器を手にして家庭にネットワーク革命を起こそうとしている。

ブロードバンド事業者と提携
ナローバンドは視野に入れず

 SCEIは、昨年12月のNTT-BBやYahoo! BBなどを皮切りに、名だたるネットワーク事業者と矢継ぎ早の提携を発表した。そのすべてがブロードバンドに対応したプロバイダやネットワーク事業者だ。SCEIはこれら事業者と提携を行うことで、この4月からPS2とブロードバンドを組み合わせた新しいネットワークサービス「Play Station BB」を行おうとしている。

 ゲーム機とネットワークの組み合わせから連想するのは、いわゆるオンラインゲームだ。だが、SCEI広報部広報課長・桂山孝一郎氏は「単にオンラインゲームやインターネットテレビ端末のためだけにこのサービスを立ち上げたわけではない」と筆者の思惑を初めから否定する。桂山氏によるとオンラインゲームやインターネットは、たくさん用意されるコンテンツの一部にすぎず、ゲームのダウンロード、映画や音楽の配信、出版物に添付したDVDとの連携、インターネット放送など、あらゆるコンテンツを提供したいという。

 ただし、SCEI自らがコンテンツを用意することはしない。それらを用意するのは、提携プロバイダ、ゲーム会社、コンテンツ会社などになる。そして、利用者はPlayStation BBというサービスに加入するのではなく、提携プロバイダやネットワーク事業者が設定するPS2に対応したコース(原稿執筆時点では一部を除いて詳細は未定)と契約することになる。たとえば、現在Yahoo! BBの利用者であれば、なにがしかのオプション料金を払ってPS2のサービスを利用するという形態だ。

40Gバイトの
ハードディスク搭載の
ブロードバンドユニットを利用

 いまあるPS2をそのまま利用してこのサービスを受けることができるのだろうか? もちろん可能。ただし、40Gバイトのハードディスク*2100BASE-Tのポート*3を持った専用のブロードバンドユニットが別途必要になる。このユニットは、利用するプロバイダから買い取るか、またはレンタル*4という形で提供される予定だ。その料金は事業者により異なる。たとえば、NTT-BB(フレッツ専門のブロードバンドプロバイダ)の場合、1万8000円で買い取るか月額約1160円の18回分割のどちらかを選ぶことになる。また、月額900〜1000円程度でレンタルを行うところもあるようだ。利用者はこのユニットに内蔵されたハードディスクにゲームや映画などのコンテンツをダウンロードして楽しむという仕組みだ。

前 高速インターネット入門 2/4 次


SEARCH
@IT sbp 会社概要 | 利用規約 | プライバシーポリシー | 採用情報 | サイトマップ | お問い合わせ
ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。