「21歳はクリエーター人生でいきま〜す!」と、ホームページで宣言しているともえさん。この11月、初のミュージカル『天使からの招待状』に挑戦、それも出演だけでなく作詞・作曲・衣裳もこなしてしまうのだ。
「以前バレエを習っていたんだけど、舞台で着るチュチュやステージ衣裳を自分で作ってみたいなぁと思っていたからうれしいお仕事ですね。ステージで動いたときの布の流れなど、いろいろ考えて作るのは難しいけど、楽しい!」
服作りや曲のことを語るときの口調は“しのらー”のままでも表情はいまやクリエーターだ。
「CDのときは曲に詞を乗せて作るんですが、今回はミュージカルなので、ストーリーに合わせた詞が先。舞台を観ている人が飽きないように、一曲の中でもリズムを変えたり、工夫しています。もう、がんばりましたよぉ!」
振り付けはラッキィ池田氏が担当。「どんな振り付けが飛び出してくるかドキドキ。でも、ラッキィさんって振り付けるのすごく早いんです。私が何日もかかって“やっと一曲、できました〜!”って送ると、翌日には振り付けが出来上がってる。やっぱりプロは、スゴイ!と思っちゃう」
『天使からの招待状』は、明るいファンタスティックミュージカルで、サブタイトルは“29歳の女たち”。30歳を前にココロ揺れる3人の女性たちに、その妹分役のともえさんが励ましの秘策を練る…というストーリーだ。
彼女自身には29歳はまだずっと先のこと、「う〜ん、全然想像できないです。あこがれのニューヨークに住んでバリバリのデザイナー!? きゃあ、そうだといいですね〜」
洋服ブランドの「JAGGED APPLE」は“かじったリンゴ”。つまり地球をまるかじりしちゃうぞという心意気のネーミング。忙しさに負けず、自分の世界を広げていくともえさんだ。
「確かに忙しいですけど…好きなことは時間を忘れて夢中になるし、そういう自分はあまり変わっていない。昔からの友だちともずっと変わらない付き合いです」
Macを使いこなし、友人とのメールも頻繁。
「最近、ポストペットが育たないよ〜ってメールしたら、インターネットでエサが送られてきたの。それがバッタやエイ(笑)で、ポストペットにあげるとプイってするんだもん、おかしい!」
自分の時間はお絵書きやMacに向かったり…、「あと、最近ピアノを始めたんですよ。『LOVE LOVE〜』で一緒のバンドの人たちも教えてくれるっていうし。いま“Let It Be”を練習中。ほかにも何か習い事をしたいと思ってます」 いつも、前向き。こんなともえさんがミュージカルでまた一つ世界を広げ、次にどんな展開をみせてくれるか、ずっと楽しみだ。
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