Yahoo! Internet Guide 1999年1月号より

■本名も同じく遠藤久美子。でも、芸名・遠藤久美子は『エンクミちゃん』とか『エンクミ〜』って言われることの方が多くなったという。
「そういうニックネームが広まったのはうれしいし、ファンの人とも距離が近くなったような気がして気に入ってます。『遠藤さん』とか言われると（正座して）ハイッて言わなきゃいけない感じがしちゃう」。こうしてインタビューしているときも大きな声で元気に笑う。とても自然体で楽しそうだ。

■最近は撮影のときにデジカメ持参で登場する。「テレビ局にはあまり持っていかないけれど、ロケの合間とか、仲よしのスタッフとかをどんどん撮るんです」。編集部が渡したデジカメもすぐに使いこなしてしまった。でも、遊びや友だちと電話する時間が減ってしまうので、パソコンでの加工などはさすがにしない。
「いまは高校時代の友だちと電話で『お互い仕事をしてるとたいへんね〜』なんて話をするのが一番のストレス解消」だという。

■そんな“仕事をする女性”にスポットを当てた映画『ショムニ』（原作は漫画、テレビドラマでも今年大ヒットした）に主演する
「映画は、ドラマと違って、ある晩の出来事を通じてそれぞれの登場人物が成長していくストーリー。一色伸幸さんの台本を読んだだけでのめり込むくらいおもしろくて…。わたしは“つまんないOL”という役どころなんだけど、だんだん自信をつけていく、わりといまの自分に近いキャラクターで入り込みやすかったけど、みんなキャラが濃くて笑えちゃう」

■映画では、小松政夫さんとの共演もいい経験になったし、最近の共演者では、（ダウンタウンの）ハマちゃんを尊敬している。
「たくさんの共演者に同じように気を配れて、頭の回転も速い…。もう、尊敬！　兄貴、って感じです」

■ハマちゃんと同じ世代の読者が多いのですが、エンクミちゃんからみた印象は？
「いま世の中、不況とかリストラとかあってたいへんなのに、みんなすごっくがんばっているでしょ。だから、いま以上に『がんばって』なんて言えない…。代わりにあたしがもっとがんばって、あなたの“楽しいこと”の中に“エンクミ”がいられたらいいなって思う」
なんて、さすがエンクミ。最後までちゃんと気を配れる20歳の大人だね。

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