昨年10月から3か月間、念願のイギリスへの留学を果たした。

「留学先もホームステイ先も全部自分で探して、分からないことは、電子メールで問い合わせました」そんな言葉がさらりと出てくる。

　デビューのきっかけは、高校2年生のとき（国立大学の付属高校に在籍していた）に応募した「第2回東宝シンデレラコンテスト」。審査員特別賞を受賞した。それがなければ、大学に進学していたという。

　短大卒業後に、本格的な女優活動を開始したが、それ以来、今回が初めてのまとまった休暇となった。

　留学の目的は、大好きなお菓子づくりの腕を磨くこと（すでにプロ級の腕前との評判）。留学先には世界の名門料理学校『ル・コルドン・ブルー』のロンドン校を選んだ。

「ル・コルドン・ブルーの日本校（東京・渋谷）に通っていたんですが、どのスクールが適しているかは自分で調べて、不明な点などは電子メールで問い合わせをして決めました」

　出発前に活用した電子メールも「ホームステイ先では電話回線を借りられなかったので、留学中は使えなかった」そうだ。

　おかげで3か月もの間、自分自身や仕事のことを一人でゆっくりと見つめ直すことができたという。

「みんな、だれかに期待されていたいとか頼られたい、という気持ちがあると思うんですね。ときにはプレッシャーにもなるわけですが、そうしたことで自分自身の存在を確認したり…。そういう意味で、いまの自分はこの仕事が大好きだし、自分に必要なんだなって気が付きました」

　帰国後はドラマ、CMだけでなく、バラエティ番組『メレンゲの気持ち』（NTV）や『知ってるつもり』（NTV）の司会としても活躍中。7月からは、初舞台となる『月の光』（東京・芸術座）にも臨む。

「お嫁さんにしたいタレント」の上位にいつも選ばれる彼女。これからもっといろんな仕事に挑戦してみたいという。

“きれいなお姉さん”は、ただきれいなだけではなかったのだ。